このエピソードも、フェシュピール演奏会に続いて楽しみにしていました。早速行ってみます。
あらすじ
ローゼマインと義兄・ヴィルフリートは一日入れ替え生活を行うことに。城を出れば遊べると思っていたヴィルフリートだが、そう甘くはなかった。
神官長・フェルディナンドと神殿を回る中で、ローゼマインが多くの仕事をこなしていたこと、平民でさえ字が書けることを知り愕然とする。
一方フェルディナンドは、平民の子供にも劣るヴィルフリートは次期領主にふさわしくない、廃嫡にすべきだと領主・ジルヴェスターに進言して……。~上記公式サイトより
本編感想
アバン
城内での騎獣の使用許可が下りたと話しているローゼマインとリヒャルダ。あぁ、前回カットされた「許可をとるシーン」はやっぱりありませんでした。残念。ジルヴェスターの大笑いが見たかった。
そして、またヴィルフリートと鉢合わせ。また「ずるい」と言われて、一日生活を入れ替える提案をするローゼマイン。
「それはいい考えだ!」といかにも嬉しそうなヴィルフリート。ですが、それ、罠ですから(笑)。
後ろの側近二人もちょっと嫌そうですよね。
ヴィルフリート、神殿へ
オープニング明けはもう神殿に向かってランプレヒトの騎獣に乗っているヴィルフリート。
神殿に行く行かないで揉めた話は丸々カット。ジルヴェスターは一応「やめておけ」と言ったんですけどね…。何より、「領主の息子としてではなく、神殿長として行くのですよ」とか、「わたくしの側仕えは甘やかしてくれませんが大丈夫ですか?」みたいなローゼマインの忠告に「私は普段から甘やかされていないので問題ない」みたいに言質を取るシーンがなかったのは大丈夫なのでしょうかね。
案の定、「ローゼマインばかり神殿で好き勝手遊んで」とか「私も一日好き勝手に過ごすのだ」とか言ってますけど。これは上に書いたような言質を取られてないってことなのかな?
神殿ではニコラからお菓子をもらってご満悦ですが、ここで本来は「このお菓子はローゼマイン様が考案なさったのです。ヴィルフリート様は何かレシピをお持ちですか?」みたいに聞くんですよね。
孤児院で報告を聞く
フェルディナンドに連れられて孤児院へ行き、ヴィルマの報告を聞かされるヴィルフリート。意味がわからないので退屈ですよね。
席を立とうとしてフェルディナンドに押さえつけられ、孤児からもバカにされます。屈辱。
お怒りのフェルディナンド様ですが、この「ヴィルフリーとのお守り」は前回の記事で書いた「本以外でローゼマインの機嫌を取る」という課題の一環として引き受けたんですよね。なので容赦ないです。
カルタで惨敗
次はカルタ。
原作では字の読めないヴィルフリートが参加してもムリなので、ランプレヒトと組んで参加するのですが…。一人だったら取れるはず、ないですよね。確か、ランプレヒトと組んでも1枚くらいしか取れていなかったはず。孤児たちは毎日これで遊んでいるので強いのです。
ゲームなら得意と思っていたけど、普段は単に領主の息子として「接待」されているだけなんですよね。
それにしても、海外の人たちの反応を見たら、「カルタ」を知らない人がほとんどなんですね。「ちはやふる」のアニメを観ている人たちはイメージしやすかったみたいだけど、百人一首とこういうカルタもちょっと違うしね。ラノベだけ読んでいたらイメージできないので、アニメになってありがたいと言う反応がありました。なるほど。
そして、孤児たちは赤ちゃん以外全員字が読めると聞いて愕然とするヴィルフリート。
リコの「神殿長は、神殿長なのに読めないのですか?」という言葉がストレートすぎて…。
フェルディナンドの冷たい言葉に反感を募らせますが、原作にあった「シセイジのくせに」みたいなセリフは、夕方アニメだからかカットでしたね。
工房で視察
ルッツとギルの働きぶりをみてローゼマインを褒めるフェルディナンド。本人を前にしたら絶対に褒めないのにね。
絵本を献上するルッツ。
平民の子どもたちが「読めないと仕事にならないので勉強しました」と言うのを聞いて言葉に詰まるヴィルフリート。だんだん追い詰められていきます。
「献本は失礼でしたか?」と尋ねるルッツに「読めるのが当たり前だから失礼ではない」というフェルディナンド。隣りにいる子は読めないんですけど…煽ってます。
リヒャルダ無双
ヴィルフリートの教師たちに、ヴィルフリートが基本文字の読み書きどころか計算もフェシュピールもろくにできないことを知らされてお怒りのリヒャルダ。
まぁ、ローゼマインはある程度知っていましたからね。
領主の後継のしくみとか、お披露目のこととか、少しずつ明かされてきますね。この辺の編集(省略して必要なときに紹介)の仕方は上手だなぁと思います。
ヴィルフリートがダメダメなのは、側近がダメダメだからなんですよね。
リヒャルダがいてくれたのでジルヴェスターの幼少期と今のヴィルフリートの違いがよくわかります。そしてジルヴェスターの元へ…。
祝詞の暗唱と夕食
祝詞の暗唱を指示するフランと拒否するヴィルフリート。
フェルディナンドは六の鐘までに覚えなければヴィルフリートを外して夕食を始めるようにと指示。
ヴィルフリートは、どうせ時間になれば食事は出てくると高をくくっています。
そして、六の鐘。フェルディナンドが出ていきます。
フランはランプレヒトにだけ、食事をするように伝えます。
「私とフェルディナンド、どちらが偉いと思っている?」という問いに、「神官長に決まっているではありませんか」と即答するフラン。さすがです。
ここで「領収の正当なる息子」と身分をふりかざすヴィルフリート。それは一番やってはダメなことですね。アニメでは省略されてますけど、本当はここに来る前に「領主の息子としては扱わない」と言われていたはずなので。
ヴィルフリート廃嫡騒動とヴェローニカ
アバン明けはいきなり城でヴィルフリートについて話し合い。フェルディナンドも戻ってきています。
「アレはダメだ。跡継ぎ候補から外せ」というフェルディナンド。
フェルディナンドにリヒャルダも加わって、認識の甘いジルヴェスターを責めます。冬のお披露目で失敗すれば廃嫡一直線なので。
ジルヴェスターの母が言ったという「無能は生きている価値もない」という言葉、キツいです。今の日本では考えられないけど、まぁ、ジルヴェスターの母、ヴェローニカはマジ毒親なので。
それにしても、前期(3期)の終わりで前神殿長を失脚された時、このヴェローニカに一切触れないのは先々を考えるとどうなの?、と書いたのですが、やっぱりここに来て少々困ったことになっていますよね。
前神殿長が増長したのはヴェローニカのせいだし、ヴィルフリートがこんなにダメダメなのも同じ(ヴィルフリートの側近はランプレヒト以外ほぼ「ヴェローニカ派」の貴族たち。考え方がヴェローニカに染まってます。)。そして、エーレンフェストの貴族たちの派閥関係が今混乱しているのも、今まで絶大な権力を持っていたヴェローニカが前期の騒動で失脚し、ヴェローニカに疎まれていた側の派閥が盛り返している最中だからです。
その辺をすっ飛ばしているので、これから先起こるいろいろな事件の背景がよくわからないのですよね。大丈夫なんだろうか。
とにかく、そのヴェローニカに徹底的に虐げられていたのがフェルディナンド。なので、そのヴェローニカにデロデロに甘やかされて育ったヴィルフリートには殊更厳しいのですよね。
フロレンツィアも激おこ。ここでも「お義母さま」という言葉がでてきました。ヴェローニカですね。今までなんの前触れもなく話に出てくるので、アニメ勢混乱しそう。
今後について、ローゼマインがヴィルフリートに与えた課題について話しますが、ここでも、「フェシュピールの楽譜を一曲暗譜」が抜けちゃってます。課題が1つだけとか、甘いよね。
また、課題達成についてローゼマインが読書時間を賭けても良い、と言うのに驚いて根拠を問うた時、「わたくしの側仕えは優秀ですから」に対して、フェルディナンドが対抗して「フランを育てたのは私だ」と言い返すシーンがなくなったのは残念でした。
フランのお説教とブリギッテの申し出
フランが滾々とお説教。自分のやるべきことをしないで逃れようとするのは甘えであるということ。神殿長はただ偉いだけではなくて、その職務を果たすためにローゼマインがいかに努力しているのかを話します。
ブリギッテが暗唱を手伝うと申し出ますが、せっかく先日フランに口出しして差し出口として退けられたのに、そこに触れられなかったのも残念。
フェルディナンドへの協力依頼
課題が達成できたなら、本人の資質ではなく環境の問題なので、フェルディナンドにも協力してほしいというローゼマイン。
「崖っぷちだと、頭と体に刻み込んで欲しい。そういうの、お得意でしょう?(ニッコリ)」というローゼマインに周囲もドン引き。実際怖いんですけど。なんたって、「心胆寒からしめて恐怖の谷に突き落としたくなる」というフェルディナンドの背中を押してるわけですから。
とは言え、原作にあった「得意か、不得意かと聞かれれば得意だが」の言葉がなくなってて残念。
でも「母親の元で育てられるなら、その方が良いではありませんか」というローゼマインの表情は良かったです。
ヴィルフリート課題達成…でも
どうやら祝詞の暗唱は無事成功したらしく、夕食にありつけます。
でも、その夕食がちゃんと温かくて、側仕えたちは「甘くはないけれど優しい」という意味を噛みしめるシーンがカットなのはとても残念でした。
そして翌日。
フェシュピール練習のシーンが丸々カットなのは、課題からも削除されているので仕方ないとして、「神官長室でお手伝い」という部分も抜けてしまって、なぜかランプレヒトと2人だけでフェルディナンドに対峙しているのはどうなんでしょうね。今ヴィルフリートがさせられているのが何なのかよくわかりませんよね。
本来神官長室の執務を一緒にしているはずのダームエルは立って護衛しているのに。
光の帯で拘束して、さらに椅子に縛り付けるシーンはそれなりに時間をかけてやっていたようですが。このシーンも今の日本では絶対できないやつですね。
そして、止めに入るランプレヒトにフェルディナンドの威圧発動! 目が虹色。マイン以外で初めてですね。
そして「ヴェローニカはもういない」のセリフ。ヴェローニカの名前、ここで初登場。できれば、城での話し合いのときにでも出しておいたほうが良かったのでは?と思っちゃいました。
「全力で叩き潰す」のセリフ、凄い迫力ですよね。速水さんの真骨頂です。実はここでも「そなたの弟妹を育て」という部分が抜けているんですけどね。
入れ替わり生活の終了
フェルディナンドの廃嫡も含む提案に対して、ジルヴェスターが冬のお披露目までに達成すべき課題を出します。それができれば現状維持。
普通に考えたら、何年もかかってできなかったことを季節一つでやらなければならないわけで、本人的には絶望しそうなものですけど。
特に、フェシュピールを1曲弾けるように、については、ロジーナの指導を飛ばしてしまっただけに絶望的なような気が…。
そして、読書三昧で幸せだったので、もう少し交換したい。あんな生活「ずるい」ではありませんか、と煽るローゼマイン。
ここで、「悪かった。もうずるいとは言わぬ」と素直に謝るヴィルフリート。目的達成でニンマリのローゼマイン。ヴィルフリート、ここで謝れるのはエラい。この子は本当に「やればできる子」なんですけどね。ヴェローニカの毒が回りすぎなんです。
ミニキャラ劇場
ローゼマインの神殿における未成年側仕えたちとルッツの会話。
今回、ニコラとモニカは本編でセリフがなかったのですが、ここで登場。二人ともローゼマイン様が大好きなんですよね。ただここで、ヴィルフリートをどうにかするのではなくて、ローゼマイン様はいつも頑張っていて凄いところを見せつけてやる、とポジティブな表明をするのはいいですね。原作ではもうちょっとネガティブな表現もあったのだけど…。
エンドカードはわかさこばと様のカルタシーン。ニッコリ笑ってヴィルフリートを打ち負かすローゼマインがかわいいです。
第十章まとめ
やっぱりこのエピソードは面白いです。
ただ、まぁよく30分に押し込んだな、という感じ。完全にダイジェストだし、飛ばされて残念なシーンがてんこ盛りです。
特に、ローゼマイン側の、教育係たちと今後の教育計画を相談するシーンが丸々カットだったのは残念。リヒャルダ無双に隠れてしまいましたが、ローゼマインがカルタやトランプを使った学習方法や、飽きないように30分ごとに科目を変える、みたいな提案をするのに、モーリッツ先生が目を白黒させるシーンもあったんですよね。まぁ、尺の関係でムリだったのでしょう。
あと、夕方のアニメで子供も観ている、ということもあるんでしょうね。表現もずいぶんマイルドになっているし、いろいろ考えられているのだと思います。それでも、今の日本人から見たら過激なシーンもあるし、フェルディナンドの激怒は結構怖がられているみたいですね。
次回はいきなり「素材採集」。ということはシュツェーリアの夜。これはまたずいぶんと飛びますね。
ハッセの契約問題とか(ノーラの売買契約)、収穫祭での話とか(来年祈念式をしない、増税するなどの報告)飛ばしちゃって大丈夫なんだろうか。せっかく、「はるか高みに続く階段」の話を振ってあったのに、使う話が飛んでますけど…。どこかで回収するのかな。
とりあえず、来週はユストクスが初登場。それはそれで楽しみです。話がどんな風につながるのか、期待して待ちます。



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