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アニメ「本好きの下剋上・領主の養女」第十一章「グーテンベルクの集い」感想

早いもので第1クールの終わりが見えてきました。第2クールのOP曲とED曲が発表になって「もう?」という気持ちです。何はともあれ、第11回です。

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あらすじ

魔獣ゴルツェの討伐を終え神殿に戻ったローゼマイン。図書室で前神殿長宛の恋文を発見し、衝撃の事実を知ってしまう。
その一方でグーテンベルクの称号を与えた専属の木工職人・インゴから会いたいと連絡が。彼はマイン時代の知り合いで、困ったローゼマインは同じくグーテンベルクの商人・ベンノの仲介で会うことに。
再会したインゴに、自分はまだ専属なのかと問われ驚くローゼマイン。インゴはなにやら思いつめた様子で……。

~上記公式サイトより

本編感想

本編のネタバレあります。該当部分までは書籍・Web・コミカライズの内容も含みます。ご注意ください。

ゴルツェ討伐

アバンで「睡魔」と戦っていると答えたローゼマインですが、アバン明けにはフェルディナンドが到着。全力の魔力攻撃でゴルツェを倒します。うーん、睡魔との戦いの話はカットか。

あまりにあっけないのでアニメ勢の方の中には「大した敵(魔獣)ではなかった」と思われた方もいらっしゃるようですが、ものすごく強い魔獣でした。単に、フェルディナンドの魔力が規格外だっただけです。事実、余波をエックハルトが防いでいたものの、かなりの衝撃がありましたし。

ゴルツェを倒して得られた魔石はリュエルではなくてゴルツェの魔石。採集は失敗に終わりました。落ち込むローゼマインを慰めるフェルディナンドが優しいです。そういえば、珍しく素の微笑も見られました。

神殿の冬支度と小聖杯

収穫祭が終わって神殿に戻っての冬支度の話。

「ハッセの子どもたちも一緒になって」とサラっと流されていましたが、神殿の生活に馴染めないハッセの子どもたちをどうやったら教育できるかと検討を重ねた結果、冬は神殿に連れてきて一緒に冬ごもりをしようとなったのですよね。その辺りはバッサバッサとカットされています。

ここで小聖杯の役割の説明。直轄地の春の祈念式についてはアニメで出てきたけれど、ギーベの土地に関しては詳しく説明されていませんでしたからね。

前神殿長の秘密のお手紙

その流れで貴重本の書棚の話が登場。

このエピソード、実は小説では第1巻の内容です。まだ、神官長から嫌がらせを受けていた時期の話。飛ばされたのでどうするのかと思っていたら、ここに持ってきたようです。まぁ、飛ばしてしまったらマズい内容ですからね。

前神殿長の秘密のお手紙をここで発見。ラブレター(?)と悪巧みのお手紙です。

それにしても、羊皮紙のお手紙があんなに綺麗に畳めるもの? そのあたりの表現にはちょっと疑問符が…。あと、大量のはずなので、あの箱いっぱいに入っているイメージだったのに、箱の中にちんまりと入っていたのがかなり意外でした。セリフで「大量」と言っているだけに、ビジュアルに違和感がありました。

ヴェローニカのこと

さて、このお手紙(悪巧みの方だけ)の報告に行ったことで、ヴェローニカの話もようやく回収されました。

本当に、今まで一切説明がありませんでしたからね。

第3期の終わりの感想でグヂグチと書いた不満の中に、「神殿長を断罪する際に神殿長の『姉上』の話が一切ない」というのがありましたが、今回その描かれなかった部分が初めて映像化されました。断罪の際、前回は省かれた『思い付く限りの罪を挙げ連ね』というセリフが加わっていました。

それにしても、『無能は生きている価値もない』と言われた話を聞いていたにも関わらず、ヴェローニカの断罪について「神官長は平気なのですか?」と聞くローゼマインにはちょっと違和感です。まぁ、家族を殊更大事にするキャラクターが強調されているからなのでしょうが。この世界の貴族の異母兄弟は、現代の日本とは全然違うのですが、その感覚はかなり後までわからなかったローゼマインなので、アニメの中ではこれで良いのかも知れません。

ジルヴェスターとの面会

小聖杯の回収が終わったことを報告するローゼマイン。実の母を切り捨てたジルヴェスターの心中を勝手に推し量って沈んでいます。

すると、前年に引き続き小聖杯の追加を頼んでくるジルヴェスター。頭の上がらないどこかの領地のものですね。

きっぱり断って「自分でなんとかしろ」というローゼマイン。「ヴィルフリート兄様のお手本に」というのは良いですね。

アニメでは本当にわかりにくいですが、魔力というのは貴重なんですよね。まぁ、第2シーズンのトロンベ討伐のとき、例のシキコーザが、騎士たちに祝福を贈ったマインに対して「バカなことをする」と言っていましたか。貴重な魔力を分け与えるなんて、普通の人はしないのです。

なので、小聖杯を満たすのはとても大変だし(ローゼマインやフェルディナンドも、回復薬を使って魔力を回復させながらやっている仕事です。なお、神官長が作る効果の高い劇マズ回復薬は、金銭に換算するとバカ高いらしいです)、そんなものをホイホイ引き受けるなんておかしな話なのです。

ここでヴィルフリートの様子を聞きますが、「課題を順調にこなしている」という答えと、カルタを頑張るシーンがちょこっと挟まって終わりです。ヴィルフリートをゆるーく接待するヌルヌルのカルタとか、そういうシーンはカットですね。

インゴとの面会

馬車から下りてくるインゴ。晴れ着を来ているのでいつもの鉢巻がなくて別人みたいです。

今でも専属かどうかを聞いてくるインゴ。この世界、貴族の専属かどうかというのは同業者の間での評価に直結するらしいです。

専属の確約をもらったインゴは、今度は印刷機の改良について聞いてきます。

古い印刷機を見たことはあっても、詳しい作りまでは説明できないローゼマイン。そりゃあ、そうですよね。あれだけ説明できるだけでもスゴいと思いますが。

そして、この世界ではタブーの異業種間連携の話へ。

グーテンベルクの集い

インゴが了解したことで、鍛冶職人の二人を呼び出します。「協力してください」というローゼマインに「わかりました」というヨハンと「嫌です」というザック。

ザックは「細かい仕事はヨハンの方が上だし、よその工房の仕事を手伝っても評価されないから」という理由で協力を拒否。

そこで、発想と設計はザックのほうが上だから、設計図を買い取るというローゼマイン。今の私たちの感覚なら当たり前だけど、この世界では「アイデアそのものを評価する」ということが無いんですよね。こういう世界観の作り込みが凄いなぁと思うところです。

てこの原理を説明すると、すぐに飲み込むザックと、理解不能なヨハンとインゴ。得意分野はそれぞれですね。

「ローゼマインに毒されている」

ギルがいない間の工房の管理をフランがするのでは大変、ということで、側仕えを増やすことに。

詳しい話が完全に省略されていますが、ここでフリッツが工房管理の側仕えに加わるのですね。

神官長に報告するフラン。ニコラが側仕えのまま料理助手になるということを報告すると「ローゼマインに毒されていないか?」という神官長。

ローゼマインの社交界デビューについて話し合い、フランにお礼を言う神官長。え?、神官長が灰色神官にお礼? と驚いたのは本人も同様らしく、心中で「神官長もローゼマイン様に毒されているようですね」とつぶやきます。やっぱり似たもの主従。

印刷機完成?

ザックの設計図ができてきて「わたくしの知っているものに一番近いです」と喜ぶローゼマイン。

いやちょっと待って。原作では、ヨハンが「こっちのほうがいい(複雑でやりがいがある)」と別の設計図を手に取り、インゴが「二人とも考えなし」と諌めて、実践的なものに改良していく話が入っているんですけど…。とりあえず、話を進めることが優先のようです。

春までに完成させようというグーテンベルクの面々に対して、英知の女神への祈りを捧げるローゼマイン。

「大枚はたいた甲斐があった」というインゴ。ベンノに仲介手数料を払ったようです。まぁ、ベンノさんからしたら当然なんだけど。なので、この後の「金は取れるときに取れるところから取れるだけ取っておくものだ」という決め台詞はちょっと違和感がありました。別にぼったくった訳じゃないしね。

ミニキャラ劇場

ここで睡魔との戦いの話キター! 

貴族院図書館の話をしたというユストクス。ローゼマインにとっては、図書館の話は何よりのご馳走ですからね。

EDカードは染平かつさん。イラストレーターの方だそうです。貴重本に目を輝かせるローゼマイン。カワイイです。

第十一章まとめと次回への期待

今回は秋から冬へのつなぎの回でしたかね。そう言えばこの年はトロンベ討伐なかったのね。

今まで放置されていたエピソードが回収されて少しスッキリしました。

次回は冬の社交界とお披露目、とのことなので、お披露目は当然あるとして、子供部屋も出てくるのかな? ローゼマインの同級生たち(貴族院で同学年になる子たち)が登場するんですね。楽しみです。

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