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アニメ「本好きの下剋上」第3期9話(第35話)感想

今回を含めて残り2回。怒涛のクライマックスに突入です。第35話「黒いお守り」の感想です。

あらすじ

門番のミスで、他領の貴族の馬車が町に入りこんでしまった。マインが狙われていることを知っているギュンターは、マインを守るために奮闘する。だが、謎の男たちに襲われてしまうマイン。ジルヴェスターの言葉を思い出し、黒いお守りに血判を押す。しかし、状況は何も変わらない。そんな中、マインを狙う者たちが、ついに牙を剥く!そして、ディルクも巻き込んだ神殿長たちの陰謀が明らかになる。

上記公式サイトより

本編感想

本編のネタバレあります。該当部分までは書籍・Webの内容も含みます。ご注意ください。

なお、今回は自分の期待が大きすぎてハードルを上げていたせいか、めっちゃ辛口になってます。ネガティブな感想を読みたくない方はここでブラウザバックしてください。

アバン~誘拐→救出→お守りに血判

ダームエルが呑気なオットーさんと話しているスキに誘拐されてしまったトゥーリとマイン。しかし、二人が連れ去られているのになおも立ちんぼのオットーさん。ギュンターが着いたときにはもう見えなくなりかかっているのに、まだ追いかけてないんだ?

そして、助け出されるとすぐにトゥーリを人質に取る誘拐犯に威圧をかますマインちゃん。原作だと本人の独白で、以前より魔力の扱いに慣れたのでピンポイントで威圧を発動できる、って話。父さんのナイフ投げもあって無事にトゥーリを救出。

そして、その後お守りに血判をしますが(捺すというより塗ってますが)、今が緊急事態かどうかを問うのに、のんびり立ち話している時点で緊急性がいまいち感じられないですよね。ここ、原作ではオットーさんに抱えられてギルベルタ商会にダッシュしている最中の話なんですが。そして「助けを呼んでも怒られない状況か確認したかっただけです」って言うんですよね。いつも考えなしに行動して怒られてるから、つい誰かに確認してしまうわけですが、ここもカットでした。

神殿で神殿長御一行と鉢合わせ

神殿についたものの神官長の所在がわからないということで、確認に向かうマインたち。ダームエルが指輪を渡しますが、本来マインは一旦断るんですよね。「(証拠だなんて)そんな大事なもの、預かれません」って。でも、ダームエルは魔術具代わりに渡しているので、結局受け取る。その辺りの葛藤はカットですが、逡巡している場面が一切ないと、ちょっとイメージが違いますね。

そして悪巧みコンビ登場。ディルクの契約場面ですが、従属の指輪を渡してます。ここはアニメオリジナル。ディルク、指輪してたかな?

そして邂逅。ディルクの契約書が二重になっている、というのは原作通りですが(でもないか。二重になっていたのは項目のところのみ)、養子の方がそのままデリアの手元に残っていたら、証拠になっちゃいますよね。原作では証拠隠滅ができていて、契約書だけ見たらただの従属契約しか残らないはずなのですが…。

戦闘開始~イェニーに捕まる

身食い兵たち、身体強化できる? 身体強化は魔術だから身食いにはできないと思うんだけどなぁ…。

あと、従属の指輪を指摘されたとき、マインは「すぐに外れる指輪ですよ、これ」と言って外してみせるとビンデバルト伯爵が驚愕する、というシーンがあったのにね。どうせなら外して見せてほしかったな。

そしてイェニー、怖いよ。まぁ、このシーズンの最初から怖かったけど。このシーンのために、伏線張ってましたよね。このアニメの状況だと、血判押さなくても、血が滴って契約成立してしまいそうな怖さがあります…(でも、黒いお守りに先に血判捺してあるので、実はこの時点でもう他の契約はできませんが。)

危ういところでギュンター父さんがイェニーを引き剥がしますが、ここも原作通り後ろから3人まとめて蹴飛ばしてほしかったかな。マインはガマガエル(ビンデバルト)の腹に守られてケガしないの。イェニーもだけど、ここで魔力攻撃を受けた父さんのケガも、本当はすごい重症のはずなのに、表現マイルドですよね。

神殿長との一騎打ち→金粉は?

続いて神殿長の闇の魔石と威圧の対決。
闇の魔石が魔力飽和すると本来金粉になるんだけど、その表現がなくて残念。というか、壊れるまでの表現はまぁまぁ良かったのに、綺麗さっぱりなくなっちゃうんですもん。少しでも金粉を残してほしかったな。魔石の金粉化は先々結構重要な事項なので、わかるように表現してほしかったです。

ダームエルが役立たずに猫写されてる

そして、伯爵に攻撃されて倒れるダームエル。うーん、ダームエル、いくら下級貴族だからって、ただの魔力攻撃に一発で倒れちゃうのはヤバいでしょ。騎士なんだから、戦い慣れているはず。ビンデバルトは上級貴族ではあるけど、ギーベだし、あの体型だから鍛えてるとは言い難いわけで、魔力差は戦いの経験値でかなり埋められて、かなり善戦したうえで、意識不明の重体になるはずなんですよね…。っていうか、マインが神殿長の魔石に攻撃している間、そこに攻撃してきたビンデバルト伯爵からマインをずっと守っていたはず。

なのに、今回の話だと結果的に軽症すぎだし、一発でやられてしまって、アニメのみ視聴の方々には「役立たず」と思われちゃいますね。

神官長登場~黒いお守りの存在発覚

とりあえずここまできてようやく神官長登場。ラスボス感ありますよね。

ダームエルのこともそうですが、神官長のことも貴族とは思っていないビンデバルト伯爵。居丈高にマインの捕縛を命じる神殿長。この人たち、何かあればすぐ身分差を持ち出して一番低い立場の人を悪者に仕立て上げようとするよね。

マインが実際に貴族を攻撃してしまったことで神官長にも助けられないと言われ、父さんに謝りますが、すごく唐突に感じました。「家族も側仕えも連座で処分」と言われて、衝撃を受けるような顔もせずに、父を振り返って「父さん、ごめん」って言うのがかなり軽い。そして、いきなりゴソゴソお守りを取り出す。

原作では「ジルヴェスター様のお守り、全然効果がありませんでしたね」の前に、神官長と「いっそ証拠隠滅のためにみんな殺して埋めちゃえばよかった」「君は迂闊で詰めが甘いからムリ」みたいな会話があって、自分の知っている貴族で一番頼りになる神官長にも無理なら誰にも助けてもらえないよね、っていう心情が書かれています。どうしても、セリフ全部は入らないでしょうが、セリフをカットした分、表情や仕草で見せていただきたいのですが、うまく行っていないような気がしました。神官長の表情も、「同情のこもった悲しげな目」に見えなかったし。

形勢逆転~シュツェーリアの盾?

家族を守れるなら、とこの場でジルヴェスターの養女になることを承諾するマイン。形勢逆転です。神官長の悪い顔(これが本来の顔でしょうね)が見られました。この顔は好き♪

しかし、マインはここでも、指輪を受け取るときに当たり前のように受け取ってはめるんですね。ダームエルから預かった指輪と違って魔石が大きくて品質が高くて、シュルっとサイズが合って、「ぜんぜん違うね」って話なのに。サイズはピッタリ合うように変わってましたが、強調されてません。この辺りの演出が今ひとつ納得いきません。

シュツェーリアの盾、2度めの発動。うー、これもちょっとイメージと違うけど、一応自分と扉の間を守れているからいいのかな。

それより、神官長とビンデバルト伯爵の魔力対決、絵面がショボい割りに、神像や神殿の壁に傷が入ってる! 神像はちょっとわからないけど、壁は白の建物だから魔力攻撃で傷はつかないはずなんだよね…(物理攻撃ではつくこともある)。

神官長の言い訳パート

予告部分では神官長の言い訳大会。やっぱり、わざと神官長を呼ばなかったアルノーの悪意が問題ですよね。しかし、ザームは隠し部屋にいると知ってたわけ? だとしたら、あの騒ぎになった時点でザームが神官長に呼びかければよかったのでは? 魔術具の手紙はこの際関係ないような…。

原作では用事が済んで自ら出てきたらあぁなっていた、ということですが、その方が良かったんじゃないですかね? ザームが手紙を、と言われたことで、逆にザーム呑気すぎ、と思っちゃいました。

まとめと次回への期待

ラス2で話が大きく動きましたが、思ったよりアニメの表現に緊迫感がなくてあちこち残念でした。神官長が隠し部屋から出てきたときの惨状がいまいち惨状に見えないし。

お守りに血判捺すところ、金粉のこと、ダームエルが一発で倒れたり軽症なこと、神殿の壁に傷がついてしまったこと、マインのシュツェーリアの盾、等々、「じゃない」感がすごくて残念でした。盛り上がるところなのになぁ。

次回最終回、美しい祝福が見られると思いますが、そこまでどういうふうに話を持っていくのか、最後、なんとか納得させてほしいです。

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