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12月の新刊その1【本好きの下剋上】コミックス第2部8巻

先月から『本好き』関連書籍が何冊か出ていて、もちろんすべて読んでいるのですが、感想を書けていなかったので追いかけたいと思います。

何しろ、小説最新巻が10日に発売なので、今のうちに。

すっかり遅くなったので、直近から行きたいと思います。

第2部も8巻目になりました。この巻は、本来秋の発売だったのですが、担当の鈴華さんがコロナ感染のため、ここまで遅れてしまったということです。

内容的には、アニメ第2期の終わりの方+第3期の頭ですね。この内容が連載されていた頃にちょうど第3期のアニメが放映されていて、並行して進んでいた感じでした。一部はエピソードが前後していますが…。

その後、アニメはもう第2部の終わりまで行ってしまったので、またまたコミカライズは突き放されてしまった感があります。この8巻でちょうど半分、といったところです。

以下、ネタバレあります。

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本編感想

各エピソードごとの感想は先に書いたつもりだったんですが、実は39話しか書けていなかったんですね。

この巻に関しては、前巻と比べると大ゴマも少なくていい感じにお話が進んでいるように思いました。

基本的にはアニメと丸かぶりな内容なのですが、アニメでは端折られてしまった部分も丁寧に描写されているので、そこはわかりやすいです。

特に、アニメ2期の最後にあたる「夢の世界」は、番外編も含めて、みんな気になっていた入浴シーン等、きっちり描いてもらってすごく良かったです。(アニメはこの場面、全然ダメだったので。)

麗乃のお母さんとのやり取り、アニメだと邪険な態度を取っていたのを思い返すだけだったのが、原作通り、お母さんのご飯を食べて、謝るところまでちゃんと描かれていたので。

そして、お母さんの顔、麗乃の輪郭が描かれていたのも新鮮でした。髪が長くてメガネっ娘だったことはわかりました(笑)。

最後の「カルステッド邸にて」では、なにげにエックハルトとエルヴィーラが登場。本来は3部にならないと出てこない方々ですが(あ、エックハルトはアニメのOVAで出てきたかな)、フェルディナンド推しの2人が「推し」であることを匂わせて出てきたのは、ファンとして嬉しかったです。あと最後の「先に頼った相手が私だと知られれば、面倒になる者がいるのではないか?」の「面倒になる者」。いつ出てくるのかなぁ? 楽しみです。

書き下ろし短編「新成人の課題」

ヨハンが、商業ギルド帰りのマイン(ベンノに抱きかかえられている)に「ギルベルタ商会のお嬢さん!」と声をかけるまでの話。

この世界での職人社会の仕組みを説明してくれている話になっています。

小説を読んでいたら、一応ダルアとダプラについてはなんとなくわかるのですが(トゥーリがダプラになるときにも説明されていたし)、「新成人の課題」がなぜそういうものになったのか、ダプラ契約を打ち切られたらどうなってしまうのかなど、詳しく書かれていました。たしかに、ヨハンに関しては、この時点で課題に合格しなかったら、将来が悲惨なことになると思っていたでしょうね。実際、マインちゃんに関われていなかったら悲惨だったでしょうし。

ただ、これを読みながら、後のことを考えたら、このときにダルアに落ちていても良かったんじゃ?、と思っちゃいました。ダプラは独立して親方になれませんからね。木工工房のインゴは最初から独立するつもりでずっとダルアだったらしいしね。マインちゃんがヨハンに後のち工房を持たせようとして、「ダプラだからダメ」って言われちゃうんですよね。

この辺の仕組みまでしっかり作ってあるのが、このお話の魅力の一つではありますが。

まとめ

ようやく、ホントにようやく、アニメ2期の部分が全部終わりました。

次から第2部も後半突入。ダームエルがレギュラーで出てきます。そして、例のあの人の登場も近いかな?

鈴華さん、体調に気をつけて、頑張って描いてください。

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