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アニメ「本好きの下剋上・領主の養女」第十四章「ハッセへの罰」感想

前回、コミカライズに追いついたので、ここからはアニメで初めて「絵」を観ることになります(除・挿絵)。この回のハッセの出来事は、どんな絵になるんだろう?、と興味深いエピソードなので、ある意味とても楽しみにしていました。

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あらすじ

ハッセへ罰を下す時が来た。
ローゼマインの告げた罰は住民たちの想像よりも軽く、安堵と喜びで受け入れられる。しかし、貴族に逆らった町長は処分を免れない。心を鬼にして処分を告げるローゼマイン。
ところがその時、フェルディナンドが反逆者は全員処分すると告げ「選別の扉」を出現させる。
領主一族としてローゼマインに課せられた使命は、目を逸らさず処刑の瞬間を見届けることだった……。

~上記公式サイトより

感想

本編のネタバレあります。該当部分までは書籍・Web・コミカライズの内容も含みます。ご注意ください。

アバン・ハッセにて

ベンノたちが噂を流したことでハッセの町長派が孤立している様子。

神殿長が亡くなったことも信じようとしない町長。「はるか高みへ~」の手紙が届いていて、その意味も知らされたはずなのに、ね。

春を寿ぐ宴

この間「はじまりの宴」があったばっかりのような気がしますが、もう「春を寿ぐ宴」です。早いな。

そして、みんな春の貴色の緑の衣装を来て着ています。これもまた壮観。

貴族院の優秀者の表彰。名前は出てないけど、右側の男子はたぶんハルトムートだよね。そして、この年は優秀者が2人しかいないのか…。ローゼマイン登場以前は毎年こんなものだったんでしょうね。

ヴィルフリートとローゼマインが子供部屋を統率したことで子どもたちの学力が上がったので、これからエーレンフェストの影響力を強めていきたいという領主。

ここで回想のカルタ。ローゼマインの護衛騎士4人でカルタ取り。「アンゲリカの成績を上げ隊」活動の一環ですね。アンゲリカが強そうですが、単純に手が早いからのような気も…。そして、ブリギッテから「カルタや絵本は他領に対する強みになる」と言う意見が。お、ここで「ユルゲンシュミット」に初めて言及。国の名前が出てきました。

ジルヴェスターから、絵本やカルタは当分他領へは秘密にすると伝えられます。これで、学力的にはしばらく優位が保たれるでしょう。

ハッセの罰について

神殿にて、祈念式で最後にドールヴァンを訪れる(春の素材採集)ことを決めてから、ハッセへの罰について話し合います。

その前に城で話し合いがあったと言及されますが、原作と少し違っていますね。

本来は、祈念式に神官を送らないと決めたのは領主で、それすらも、それだけでは甘い、ということで、他に何かないか?、と聞かれました。

領主は街ごと潰すほうがラクだと真剣に思っているけど、「死ぬよりはマシ」と増税を提案するローゼマイン。まぁ、ローゼマイン(や読者、視聴者である私たち日本人)や土地の平民にとっては、命を取られるのが一番キツイと感じますから。でも、10年間の増税も大概ですけど。

それであっても、町長の処分だけは断じて免じられない、と領主は強調していたんですよね。その辺はバッサリと切られ、増税だけでOKしたようになっています。

結果、フェルディナンドが「それだけでは他に示しがつかない」ということで、町長を反逆者として処分する、という決定を下します。わかりやすく、フェルディナンドが悪役を引き受ける形ですね。

嬉しそうなベンノとマルク

神殿にやってきたベンノとマルク。

ハッセの様子を語ってくれます。噂が広がって町長が「小さくなって」いるととっても嬉しそうなマルク。決して目を開けないのに笑顔、って器用ですよね。

「町長の処分が決まった」と暗い顔のローゼマインですが、「当然です」とか「嬉しくないのか」というベンノとマルク。考え方の基本が違うんですよね。

「聖女の慈悲だと宣伝してこい」というジルヴェスター。これはローゼマインへの「罰」だと原作にはありました。「これはぜひ見に行かないと」とまたまた嬉しそうなベンノとマルク。まぁ、ハッセの町長によほど嫌な目に合わされたんでしょう。

ブリギッテの衣装と新しい髪飾り

ここで隠し部屋からブリギッテとコリンナ、トゥーリが出てきます。そうか、ここまでの話は隠し部屋では無かったんですね。

まぁ、女性の採寸を表でするわけにはいきませんからね。(でも、たぶん普通は主の隠し部屋じゃなくて衝立とかを使うはずだけど。ローゼマインは効率第一主義なので貴族の常識は関係ないのでしょう。)

ブリギッテの新しい衣装を注文することになったようです。言及されていませんが、これは「アンゲリカの成績を上げ隊」の報酬なんですよね。アンゲリカは魔力を欲しましたが、協力者である他の護衛騎士3人にも報酬が用意されています。

詳しいデザインには触れず「珍しい衣装」とだけ言っていますね。「できてからのお楽しみ」ということでしょう。

そして、トゥーリからは新しい髪飾りが。毎回デザインするの、大変ですね。アニメで初めて見るものが多いので、この辺はアニメスタッフのオリジナルなのでしょう。ただ、春の飾りなのに白と黄色が強いのはちょっと意外でしたけど(貴色は緑)。

トゥーリがまた大きくなっていて、ローゼマインとの身長差が増えているのも芸が細かいです。

ここでルッツが来て、ハッセへの護衛について尋ねます。また、ギュンターの出番ですね。手紙もこっそりではなく、堂々と渡せるようになっています(本当は家族宛、だけど護衛の士長宛、というテイで)。

ハッセへ

レッサーバスが大きくなっていて、荷物が運び込まれています。まぁこの騎獣、大きさは自由自在なので、今後荷物や人を運ぶのに大活躍するんですよね。

興味深そうに見ているユストクス。ここではカットされましたが、大きな荷物の管理者である、と主張してレッサーバスに同乗するんです。

髪飾りを見てハッとするフェルディナンド。これはどういう意味なのかな? 

ハッセの町に到着。やっぱり、翼のあるリアルな騎獣に混じってデフォルメレッサーパンダのレッサーバス(それも大型)はシュールですね。

ハッセへの罰

神妙な顔でハッセへの罰を発表するローゼマイン。

「領主への反逆」という重罪について、戦々恐々としていた住民たちが、「祈念式の取りやめと10年間の増税」と聞いて喜びます。まぁ、街ごと潰されるよりは、ということでしょう。10年間も増税されるのにちょっと喜び過ぎのような気もしますが…。

喜びに湧き、お礼を述べるリヒト。そこで、前に出てきて「反逆者を出せ。処分する」と冷たく言い放つフェルディナンド。対比がはっきりしています。

選別の扉

ここで「知らなかった」と言い募って命乞いをする町長。それに同調を始める町民たちもいることで、危機感を覚えるローゼマイン。

それを聞いて「知っていてやらせた」と言う神官長。原作だと、ローゼマイン自身で町長に「知らなかったでは済まされない」ことを認めさせるのですが…アニメでそのままやったら冗長でしょう。仕方ない。

ここで、反逆の芽を摘むために「選別の扉」を出します。「ゲッティルト」はシュタープ)杖)を盾に変える呪文で、「扉」と言ったけれど実際はシュツェーリア(風の女神)の盾。ローゼマインが何度か使ったアレと一緒です。術者や盾の内側の人に害意を持つものを弾きます。今回は、ローゼマインとフェルディナンドに対して、かな。

結果的に6人が弾かれました。

処刑の魔術

「きちんと見ておけ」と釘を差されるローゼマイン。

メダルの入った箱が大きい。こんな大きかったのね。そして、メダルがメチャ無造作に入っているのもびっくり。もっと整理されているのかと思っていました。

この世界は魔力が支配しているので、領民の登録は魔力で行われます。平民は魔力がほとんどありませんが、血には魔力がある程度含まれているので、血判でメダルを登録しています。結果、その血を使ってメダルを識別できるということですね。

呪文「アオスヴァール」はメダル破棄のものかと思ったのですが、ユストクスがメダルを呼ぶのに使っていたので、ちょっと違ったようですね。

そして処刑が始まります。

小声で呪文を唱えるフェルディナンド。今回、闇の神の名前はカット。創造魔術の時はしっかり聞こえてましたけど、あの時は聞こえるような距離に人が居なかったから、ということかな。

興味津々のユストクス。まぁ、我々の世界でも、昔は公開処刑も庶民の娯楽の一つだったりしましたからね。国によっては今でもやってたりしますけど。

闇の神の魔法陣が出現。「はるか高みへ続く階段を閉ざし給え」という呪文。「はるか高み」へ上れなくするのですね。

戒めを解かれて、すぐにローゼマインに食ってかかろうとする町長夫人。逆恨みが強くてびっくりです。

メダルが黒い炎に包まれると共に、足から石に変わっていく罪人たち。

メダルが燃え尽き、フェルディナンドが魔法陣を払うと、石像にヒビが入って崩れ、砂になってしまいます。文字では読んでいたけど、なかなかえげつない絵面でした。

処刑が終わり「1年耐えてください」というローゼマインに、歓喜する町民たち。処刑そのものは恐ろしかったけれど、これで自分たちはもう疑われていない、ということで安心したようです。

小神殿にて

町から小神殿に移動しても、気持ち悪さが抜けないローゼマイン。

心配そうなギュンターや他の兵士たちがいます。思わず「父さん」と近寄ろうとすると、神官長に止められます。

「寒そうに見えます」ということで、マントを差し出すギュンター。「寒い」ということでマントを受け取ることを許してもらいます。「父さんの匂い」と顔を埋めるローゼマイン。

原作だと、この後他の兵士たちが次々に「私のマントもどうぞ」と差し出すのですが、さすがにカットでした(笑)。

ちなみに、父さんのマントはお世辞にも綺麗とは言えないので、そのまま寝室に持ち込むな、と言われたはずですが、そこはカットして「父さんのマントに包まって眠った。嫌な夢は見なかった」ということですっきりり終了。

ミニキャラ劇場

ここで洗浄魔術「ヴァッシェン」が登場。便利なんですよね。使えたら嬉しい魔術ナンバーワンです。

上に書いた父さんのマントを洗う話がここで回収されました。「洗ったら匂いが消えちゃう!」と思ったのですが、考えてみたらヴァッシェンは超絶便利な魔術で「術者が汚れと認識したものを洗い落とす」ので、匂いは残せるらしいです。

「私も洗ってください」といって水を被るローゼマインは笑えますね。

エンドカードはゆき哉さん。泣き顔のローゼマインとたくさんのレッサーくんが可愛いです。

第十四章まとめと今後への期待

前々から言及されてきたハッセの問題が、これで一段落です。

処刑シーンはやっぱり動画で見るとエグい。血は流れないけど、砂になって何も残らないというのもなかなかな設定だと思います。

実は、第3部コミカライズ、すごく時間がかかっているのですが、最初に更新がパッタリ止まったのが、ハッセへの例の「町長一派を陥れる」話の辺りがったんですよね。個人的に、書きづらかったのかな、と思っていました。なので、今回も時間がかかるのでは?と心配してたりしたのですが、ここから先はアニメが先行するので、そちらを参考にすれば、意外と早く進むようになるのでは、とちょっと期待してたりします。波野先生、がんばってください。

次回は早くも「フリュートレーネの夜」です。春の素材採集ですね。早い早い。でもまだ、夏も秋もあるし、あんなエピソードもこんなエピソードも待っていて、残りは10回。最終的には次の冬まで行くので、どうしても駆け足になっちゃいますよね。

次回はシュツェーリアの夜に続いてファンタジックな展開が予想されます。楽しみです。

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