声楽発表会が終わりました。振り返ってみます。
本番までの準備
今回は3年ぶりということで、それなりに気合を入れて練習した…つもりでしたが、全曲暗譜はしたものの、歌いこみは少々足りなかったかも知れません。
まず、暗譜が大変でした。
歌曲(リストの”O lieb”)はドイツ語、アリア(グノー「ファウスト」の「宝石の歌」)はフランス語、そして二重唱はボエームということでイタリア語です。
フランス語はまぁマイブームなので、歌詞の意味もある程度わかるし、文法も勉強したのでなんだかいろいろ腑に落ちて覚えやすかったのです。
また、ボエームは以前一度歌っているし、ある意味慣れたイタリア語だし、量も少なかったので、あまり苦労しませんでした。
が、問題はドイツ語で。ドイツ語、似たようで微妙に違う単語がいっぱいあって混乱しました。ちゃんと勉強する余裕も意欲もなかったので記号のように覚えるのですが、やっぱり大変です。それに子音のさばきは難しいし、曲そのものも難しいし、と、正直苦労しました。
でも、とても美しい曲で、それを気に入って選んだので頑張って覚えました。
超高音はありませんが、高い音が続くところがあるので、そこはいつも言われる「準備」が必要で、最後まで不安ではありました。
それでも、歌詞やメロディーが飛ぶ、という不安はほとんどない状態で本番に臨むことができました。
当日のリハーサル
当日は、朝イチのリハーサルだったのですが、時間が足りないので歌曲はパスして、アリアと二重唱だけ一度歌いました。
アリア…、不安な箇所は無かったはずなのだけど、朝イチだったせいか、一発目から声がかすれてしまって焦りました。
この会場は響きが良くて戻りが良いはずなんだけど、うまく声が返ってこないし、一応全部歌えたものの不安になってしまいました。初めて聴いたF先生(普段レッスンを受けているY先生の奥様・ソプラノ歌手)は「朝イチでこれだけ歌えれば大丈夫じゃない?」とのことでしたが。
そして、問題は二重唱。
夫と、基本演技はしないけれど、最後、本来影歌になる部分は少し移動して歌おうかと話していて、実際そうやってみたら、F先生からダメ出し。
「最後動くなら最初はもっと距離を近くしないと」と言われ、じゃあ動くことそのものをやめようかと思ったら、ドンドン演技指導が入ってしまい、急遽演技することになりました。
「せっかくいい感じで歌えてるし、動く気があるのならこのくらいやりましょ」ということで。
うーん、大丈夫かな?
とりあえず、その後は皆さんのリハーサルを聴いて、ほどほどの時間に昼食を摂って、そして本番に備えました。
本番
迎えた本番。
今回は夫と順番が離れているので(先生が気を使ってくださったようです)、出番以外はなるべく客席で聴くことにしました。
そして、自分の順番の少し前に袖に戻り、朝は体が動いていなかったので軽く体を動かしながら出番を待ちました。
歌曲「愛の夢」
最初は歌曲。
出だしはいい感じだったんですけどね。よーく音が返ってきて、朝とはぜんぜん違うぞ、と。
ところが、跳躍で高いところに行くときに、え、上がらない? なんで? となりました。たぶん、先生がいつも仰っているように、響きが落ちてしまっていたのかも知れません。
最初のフレーズの高いところに少し苦労して、それからは立て直したのですが、やはり心配していた高音の連続したところはちょっと苦労しました。
それでも大きな破綻はなく歌えた、かな。たぶん。ハプニングはつきものですからね。
二重唱(ボエーム第1幕より)
私の出番は1部の終わりの方だったので、2部のトップで歌う二重唱までは思ったより時間がありませんでした。
急いで衣装を着替えて袖に行くことに。
休憩中に夫と動きの確認をすると、すぐに出番です。
礼をして、先生に指導されたように密着して立つと、そういう打ち合わせだったのですぐにピアノが始まりました。が、夫が歌い出しません…。え?と思って組んだ手で合図すると、慌てて歌い出しました。おいおい、大丈夫か。
とは言え、歌そのものは特に問題なく終わったように思います。最後のHi-Cがちゃんと出たか不安なのと、そこ、歌詞は歌わない予定だったのに、思わず「Amor」と歌ってしまったような気はしますが…。
アリア「ファウスト」より「宝石の歌」
そして、その後はまた客席で夫や他の人の歌を聴いて、最後にアリアです。女性のトリ。まぁ、なぜかいつの間にか最古参なので仕方ないか。
リハーサルと違って出だしは良かったし、下がるところ、落とさないように気をつけたつもりですが…。やっぱり本番は魔物ですね。そうはうまくいかない。
この曲も好きで選んだ曲ですが、早口言葉のような歌詞が多くて、口を回すのに気が行くと響きがつきにくいことに、本番のホール上で初めて気づきました。うーん、次はちゃんと響きの付けやすい曲を選ぼう。
なんとか最後までたどり着きましたが、ラスト、普段不安に感じたことのない高さ、Bのロングトーンが不安定になってしまったのが悔やまれます。
終わりに
なんて感じで本番は無事?終了。
とりあえず、キズはあちこちあるけど、全部大きく破綻せずに歌い切れたので良かったと思います。好きな曲ばかりで楽しかったし。
時間が押していたのでゆっくりはできなかったけれど、ロビーで来てくれたお友達に挨拶し、その後は打ち上げ。新人さんがたくさんいて楽しく盛り上がりました。
また、来年もちゃんと参加できると良いな。健康に気をつけて過ごそうと改めて思いました。


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