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ドセタキセル療法1クール3週目・旅行と味覚障害~乳ガン治療記26

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舌炎の回復と味覚障害

3週目に入って、舌の痛みは無くなっていましたが、違和感は続いていました。何か、表面に薄皮が張ったような感じです。そして、味がわかりません。何を食べてもまずいのです。

まずいだけならともかく、舌に違和感があるせいなのか、揚げ物や固いものも食べづらくてイヤでした。そんな状態で正月休み最後の3連休に熱海へ温泉旅行に行きました。

温泉旅行にて

旅行の楽しみといえば、半分くらいは「食」のはずですが、今回は残念ながらその部分はほとんど諦めざるを得ませんでした。辛うじて、2日目の夜のビュッフェは、高級食材が多かったせいなのか、何品か美味しくいただけるものがあってありがたかったです。すき焼きとか、揚げたての衣の薄い天ぷらとか。こういう時期は、「食べられるもの優先」なので、バイキングとはいえ、同じものばかり食べてしまいました。

旅行に関しては、ゆったりと観光したことと、温泉をじゅうぶん楽しんだので、とりあえずは良かったと思います。

そうそう、温泉ですが、脱毛した頭をどう隠すかだけが問題でした。自分が気にしなければ良いという話もありますが、周りの人を驚かせてもいけないので、なるべく露出しない方向を考えました。

とりあえず、お風呂に向かうときは基本下着+浴衣で、極力着替えを簡易にしました。また、就寝用の帽子を被り、着いたところで周囲を確認して、見えないところでサッとタオルを被って、その上から透明なシャワーキャップ(ホテル備え付けの使い捨て)を被りました。本当は色付きの透けないシャワーキャップ(100均で買った)を持ってこようと思っていたのに忘れてしまいました。

頭は部屋で洗おうかと思ったのですが、大浴場では周囲を気にしている人もあまりいない様子だったので、その時だけサッとキャップをとり、ササッと洗ってすぐにタオルとキャップを被りました。髪はほぼ無いので簡単です。たまたま見ていた人がいたらびっくりしたかもしれませんが、基本一期一会なので気にしないことにしました。

上がった後も、下着を着ける際に最初と同じく周囲を確認してサッと帽子と交換しました。

そんな感じで、温泉は無事(?)クリアしました。

まだ手術前なので、今は頭だけ気にすれば良いのですが、手術をしたら今度はそちらの心配もしないといけませんね。入浴着のことも考えないといけないかもしれません。

味覚障害その後~その他の副作用

さて、旅行から帰ってきても、味覚障害は完全には回復しません。ただ、旅行前後から、少しずつ、口当たりの良いもの以外も、食べることに苦痛は感じなくなってきました。本来の味は感じないのですが、味がわからなくなった当初のように「まずくて何も食べたくない」とか「舌触りが悪くて無理」みたいなことはなく、「こんな味じゃないはずだけど、それなりに美味しい気がする」程度にはなってきました。

また、この頃から、紅斑があった部分の皮が白く浮いてむけ始めました。良い兆候なのか悪い兆候なのかわかりませんでしたが、新しい変化でした。以前からあった指先のしびれは、生活に支障のない程度まで落ち着いていますが、まだ残っていました。そして、手の親指の爪の色が少し悪くなってきました。爪の変色も思ったよりずいぶん早く出てきてちょっと驚きました。

そんな感じで、完全に「回復した」とは言えないまま、2回目の投与の日を迎えてしまいました。1回目でここまで色々な副作用が出てしまって、非常に不安な状態で、先生と会うことになります。

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