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ドセタキセル療法中止~乳ガン治療記事27

副作用が完全に抜けない、それも味覚障害が回復しないまま、2回目の投与日を迎えてしまいました。

憂鬱な気分で病院に向かい、採血をして、今回はロビーに降りずに待合室で本を読みながら待つことにしました。いつもの問診票の設問に「食べ物が とても美味しく感じる・美味しく感じる・ふつう・まずく感じる・とてもまずく感じる」というのがあり、いつもは「美味しく感じる」に丸をしていたのですが、初めて「まずく感じる」を選びました。そう言えば、この問診票は食事に関するものでした。これまでは問題になるようなことは何もなかったのですが、今回は問題だらけです。

珍しく待合室も空いていて、いつもは座る場所を探すのに苦労するのですが、あっさり角の良い場所を確保できました。

すると、検査結果が出る頃(採血から40分後頃)、つまりほとんど待ち時間ゼロで呼ばれました。珍しいこともあるものです。

先生から「体調はいかがですか?」と聞かれたので「あまり良くないです」と答えたら、「どこが良くないですか?」とさらに聞かれ「味覚がダメになってしまって…」と言ったら、問診票を眺めて「ではじっくり話をしましょう」ということになりました。

そこで、前回の投与から順を追って、「3日目くらいから手足のしびれが出て、一週間後にベロに口内炎ができ、その後味覚障害に」と話しました。他にも、両手に紅斑ができたり皮がむけたことや、口内炎(舌炎)の状態等も詳しく話しました。

その後、現在の腫瘍の状況を確認して、かなり小さくなっているけれど、おそらく完全には消えていないこと、トリプルネガティブなので、抗がん剤でできる限りやっつけてしまいたいことなどをお話しくださいました。

そして、「では、今日は中止して、薬を変えましょう。今回の薬を一回きちんと抜いて、再来週からパクリタキセルに変更して、毎週来てもらいましょう」と言われました。

今回の副作用の出方を見ると、このままドセタキセルを続けると、味覚障害が治らなくなる可能性もあるとか。しびれや紅斑等も1回目からこれだけ出るなら先々心配だそうです。

パクリタキセルは、同じタキサン系ではあるけれど、毎週投与する薬なので、1回量は3週に一度のドセタキセルより少なくなり、様子を観察しやすいこと、場合によっては途中で中止もしやすいことなどが利点だそうです。

そして、やはり副作用が重篤で続けられなくなったら、手術を早めることも選択肢に入れるそうです。

という訳で、この日は点滴をせずにまっすぐ帰ることになりました。なお、今回はアズノールのうがい薬を処方してくださいました。先日買った「アズレンうがい薬」と違うのは、殺菌剤が入っていないことと、成分が濃いことでしょうか。口内炎になりそうだったら使おうと思います。

これからパクリタキセル投与1回目までの約10日で、味覚障害その他の副作用が完全に収まると良いのですが…。その後の毎週投与もそうですが、不安です。

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