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ドセタキセル療法1クール1週目・しびれ~乳ガン治療記24

前半のAC療法では、胸焼けや便秘といった症状は多少出たものの、大きな副作用は脱毛くらいで、「つらい」と思った日もそれほど多くなかったため、正直「抗がん剤の副作用はつらいと聞いていたけど、思ったより大したことないな」と思っていました。

それもあって、薬が変わってもそれほどひどいことにはならないだろうと楽観、というか舐めていた部分は否めません。

実際、投与後2日目までは特に何も問題なく、吐き気もないし便秘もなく、いたって普通に過ごせていました。

異変が起きたのは3日目でした。

なんだか、指先に違和感があるのです。痛いのとは違うのですが、ジンジンするというか、何かに触っても一枚挟まっているような感じがするというか…。

翌日には違和感はさらに強まって、「これがしびれか」と実感するようになりました。ちょうど、正座のあとに足がしびれたときのような、ジンジンとした感じです。そんな状態なので、指に力が入らず、指を使う作業に支障が出始めました。手の指だけでなく、足の指やかかとにも症状は出てきました。

調べてみると、手足のしびれは、かなり後になって出る人もいれば、数日で出始めてすぐにおさまる人など、個人差が多いようでした。確か、看護師さんや薬剤師さんも、「出る人はいるけど、4回ぐらいだったら出ないで終わってしまうかも?」くらいの言い方だったと思います。

それが、1回目のそれも3日目から出てしまうなんて、大丈夫なのか?、とちょっと心配になりました。

しびれは日を追って強くなり、袋やペットボトルを開けられなくなり、ペンを持ったりキーボードを叩いたりするのがつらくなりました。また、足の方は歩くたびにジンジンと響くので、歩くのが億劫になりました。

「数日で消える場合もある」というので、そうであったらいいな、と思っていたのですが、少なくとも最初の週はかなりつらい状態が続きました。

そして、追い打ちをかけるように、5日目くらいから喉が痛くなり、口の中に違和感を感じるようになりました。喉の痛みはものを飲み込むときにしみる、というものでしたが、口の中は薄皮が張ったような感じがして、食べ物によっては口に入れるのが苦痛になってきました。

こんな感じで、前途多難な1クール目が始まったのでした。

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