「踊る大捜査線」といえば、四半世紀くらい前(こう書くとなんかスゴい)に流行ったドラマで、その後作られた映画はパート2までが大ヒットし、ついこの間まで実写日本映画の興収記録を持っていたコンテンツです。
私自身、ドラマはリアルタイムで観ていましたし、映画もだいたい初日かその週末に観てきています。「レインボーブリッジを封鎖せよ」の頃はかなりハマッていた覚えがありますね。
ただ、そこから時間が空きすぎたせいか、映画のパート3・4あたりは結構失速していた感があります。パート3が作られた時は興奮したんですけどね。前作に当たる室井さんの映画に至っては、劇場に行かず配信で観たぐらいで、さすがにちょっと冷めてはいました。
でも、今回は青島くんが再登場する、ということで、久々に劇場に観に行ってきました。
あらすじ
ある日、東京都内で誘拐事件が発生。
犯人は身代金を指定の場所まで持ってくるよう指示をし、間に合わなければ街を爆破するという。
そして、なぜかその“運び屋”として青島を指名する。
さらに、3Dプリンター拳銃を使用した連続殺人事件も発生。
殺された被害者の一人である科学者が持っていた毒性ウイルスも盗まれており、警視庁には「ウイルスを街にばらまく」という脅迫文が届く。
警視庁の捜査一課に着任した青島に、史上最悪クラスの難事件が次々に押し寄せる。
“犯人”はいったい―?
事件解決のため、青島は仲間とともに東京の街を走りに走りまくる!!~上記公式サイトより
本編感想
58歳になった青島くん、定年間近なんですよね。そうは見えない。やっぱり織田さん若いですね。
とは言え、回想シーンがたくさん出てくるのでそこと比べてしまうと、「昔はやっぱり若かったね」とか、さすがに年取ったね、と思わずに居られないのですが。
ストーリーそのものは、まぁ、いつもの「踊る」って感じで、イマドキの犯罪になっている以外は特に目新しいことはなく、昔からのファン向け、つまりオールド層に対して「なつかしいでしょ?」としつこく語りかけられているような内容でした。
スリーアミーゴスも初代がしっかり復活して出ていたしね。正直出る必要はないんだけど、これもファンサービスでしょう。それを言ったら真下ママ(あやのさん/水野美紀)もそうか。他にも、何人も昔の出演者がカメオだったりそれなりの尺をとったりして出ていました。
その他、あっちこっちに、昔の映画やドラマのオマージュが散りばめられていて、あぁこれ、あのシーンだね、と懐かしく思わされました。
そういうあざといシーンがちょっとだけですが押し付けがましく感じられたのは残念。
とは言え、「踊る」はやっぱり青島くんあってのものだな、とは思いましたね。室井さんもすみれさんももういないんだけど、とりあえず青島くんがいればそれなりに面白い。
今回は定年間近なベテラン刑事の立ち位置だったので、昔の和久さんのセリフを青島くんがいくつか言っていたのは面白かったです。個人的にツボだったのは、ラスト近くで若手が「なんか、やる気出てきました」と言うのに対して「出すな、そんなもん」と言ったところ。和久さんが青島に対して言ってたな、それ。
という訳で、いろいろ複雑な思いはあるものの、それなりに楽しめる一本でした。「踊る」ファンなら、とりあえず観て損は無いかなと思います。
蛇足
映画終了後のトイレで、前に並んだ、小さな子連れの若い女性が、「WPS」と背中に大きく入ったTシャツを着ていました。こんな若い人がこんなに気合の入った服装で見に来ちゃうんだ、とちょっとびっくりしました。



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