船に戻り、しばし休憩、と思いましたが、今夜は寝る前にスーツケースを部屋の外に出さないといけないので、荷造り開始です。だって、食事をしたりシャワーを浴びたりしてからだと時間が怪しいですから。
たった4泊とは言え、着替えは普段の旅行と違って何度もしていますから、洗濯物だけでも大量です。それを、結構圧縮して持ってきたスーツケースに残らず詰め込まないといけません。
この夜に着るもの、使うもの以外はとりあえず全部取りまとめて押し込んでいきました。結構大変です。
その後、この日はエレガントナイトなので、念入りに身支度をします。
昔乗った「にっぽん丸」はラグジュアリー船なので、フォーマルな日は皆さんかなりしっかりおめかししていた印象ですが、カジュアル船であるベリッシマは、おそらくそこまでドレスアップシてくる人はいないと思われました。
とは言え、せっかく持っているので夫はタキシードを着ますし、私もデコルテや袖にレースをあしらったロングワンピースを着て、ハイヒール(ダンスシューズ)を履いていきます。髪もいつものように無造作にシュシュでまとめるわけではなく、ハーフアップにします。
この夜は、那覇から乗ってきた乗客にとって「ラストナイト」ということで、いろいろと特別な催しがあるようです。基隆から乗ってきた人たちもたくさんいるのに、良いんでしょうか。
まずはショーです。
ロンドンシアターでは、ラストナイトにふさわしい演目で、ある意味総力戦のライブでした。時間はいつもと変わらないのですが、内容も、メンバーもいつもより多くて、見ごたえがありました。毎日観ていたので、これで終わりと思うとちょっと寂しかったです。
そして、ディナーです。
席に行ってみると、皆さんそこそこオシャレな服装で来ていました。ただ、両隣の男性は、いわゆるスーツではなく、柄物や色物のシャツ(ノーネクタイ)にジャケット、といった、かしこまっていないけれど洒落っ気のあるスタイルでした。うん、旅慣れている人は違いますね。
エレガントナイト(私たちにとってのラストナイト)は、4日間で一番豪華なメニューが出る、と聞き、結構楽しみにしていました。
確かに、メインディッシュに大きなロブスターがあります。私はこの航海中、メインは毎日1皿だけ、それも肉ばかり頼んでいたのですが、今回はロブスターを頼みました。
ロブスター、見た目は立派ですが、中身はあまり量がありませんでした…。これだったら、もう一皿、お肉を頼めばよかったと少し後悔しました。ただ、その分デザートを2品頼んでしまいましたが…。
ディナーの後、まっすぐ部屋に帰るのは寂しいので、キラキラのアトリウムで行われていたライブをしばらく鑑賞しました。
椅子に座るとすぐにウェイターがやってくるので、デカフェのカプチーノを頼んで、ホールで踊っている人たちを眺めていました。そう、本当なら一緒に踊りたかったのですが、実はディナーの最中に靴底が一部剥がれてしまって、踊るには足元が危うかったのです。残念。
しばらくライブを楽しんで、部屋に戻ると、今度こそ本格的に荷造りです。
荷物が多いので、捨てられるものは皆捨てて帰ります。そう、壊れたシューズもゴミ行きにしてしまいました。このシューズ、たぶん10年以上、ステージで活躍してくれたんですよね。なので、さようなら、です。靴1足分のスペースも結構大きいのです。
とにかく、手元に必要なものだけ残して、すべてを詰め込んで(スペースが少し足りなかったので、開けたことのないマチを開けました。2つとも)、指定のタグを付けて、部屋の外に出しました。あぁ、疲れた。
これで眠ったら、翌日には船を降りるのです。なんだか、あっという間でした。



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