湯河原で湯治～ハゲ頭を隠すのは大変

抗がん剤治療が終わったので、お祝い（？）に温泉旅行、と言っても近場の湯河原に一泊してきました。

実際には暮れも含めて、抗がん剤を始めてからも何度か旅行（ほぼ温泉ばかり）に行っているのですが、以前のようにスケジュールをギチギチに詰め込んであちこち観光する、というのは無理なので、近場の温泉場に行き、ホテル周辺を少し散策する程度で、基本的には部屋でのんびりして、あとはお風呂を楽しんでいます。

今回も、初日はとりあえず駅周辺で食事をして、それからちぼり湯河原スイーツファクトリーへ。

ちょっと遅いホワイトデーということで夫からのプレゼントだったのですが、クッキーなんてそんなにたくさん食べられないし、私の場合、「カフェイン禁止」「小麦なるべく避ける」という縛りがあるため、飲み物もコーヒーお茶関係以外ということで頼んだものがレモネード。うーん、できればノンスイート、ノンカフェインの飲み物が欲しかったな。でも、久々に食べたクッキーは美味しかったです。

その後はバスに乗ってホテルに行き、早速大浴場へ。

今回は、頭を隠すために色付き不透明なシャワーキャップを持っていったのですが、浴場のつくりの関係で、脱衣場は露天風呂から見えるし、洗い場は内風呂から丸見えなため、帽子からシャワーキャップに替えるのも少し苦労しましたし、洗い場でシャワーキャップをとって頭を洗うのが難しくて、結局ずっとシャワーキャップを被っていました。

でも、後で鏡を見たら、顔を洗うためにシャワーキャップをかなり浅くしてしまっていて、額がものすごく広い人状態になってしまっていました…。まぁ別に見られても良いんですけどね。

とは言え、お湯の温度が絶妙でついつい長湯してしまいました。

また、ここのホテルは全室温泉が入っているので、部屋風呂（独立した普通のお風呂）でも温泉に入れて、そこは良かったです。夕食後、寝る前に部屋でお風呂に入らせていただきました。

翌日は朝風呂に行く元気がなくて、結局朝食後そのままチェックアウトしてしまいました。

チェックアウト後は万葉公園を散策した後、夫のお気に入りの日帰り温泉「こごめの湯」に行きました。

ここの温泉もお湯はとても良いし、休憩スペースも広くてのんびりできるのですが、「頭髪問題」に関しては、ホテル以上に大変でした。

いや、これはたぶん、日帰り湯ならどこも一緒だと思いますが。

まず、脱衣場が混んでいます。というか、たぶん、スカスカということはまずありません。

それから、ウィッグ→帽子に替えるタイミングがないので、ウィッグのまま脱衣場に行き、こっそりシャワーキャップに交換する、というのがなかなか難しかったです。

というか、普通の洋服を脱ぐ時に、ウィッグ（帽子も同様）が一緒にスポッと脱げてしまうのを防ぐのが大変。

あとで、ここは脱衣場の中にトイレがあるのを確認。そこに入って替えるのが現実的でした。もしも、ないところだと、下着も含めてかぶるタイプの服を避けるとか、いろいろ対策が必要だと思いました。

宿泊施設であれば、部屋で浴衣に着替えて、頭も最初から帽子だけにしておけばラクなんですけどね。日帰り入浴施設はそうはいきませんので。

ただ、この「こごめの湯」は時間で個室も貸してくれるので（有料）、そこで着替えればOKかも。そうなるとあまりゆっくりできなくなってしまうのが難点ですが。この辺はお財布と相談ですね。

結局、個室を借りることなく、お昼はここの軽食喫茶室でカレーを食べて、その後も一度お風呂に浸かってから帰途につきました。

湯河原は自宅から割りと近くて湯量豊富な温泉が多いので、また近い内に来られたら良いなと思っています。次はたぶん手術後だから、貸切風呂のあるところが良いかな…。