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お腹を使う訓練が必要です

声楽レッスンに行ってきました。

復帰してからずっと発声が安定せず、響きがすぐに落ちてしまうのと、オカルト的ですが、上が開かない、上に抜けないことが多いので、発声ではその点ばかり指摘されます。

指摘されてもどうやったら良い状態になるのか、保てるのかが一向に体得できないので、先生ともども悩んでいるところです。

少なくとも、ゆっくりスタッカートに上がっていく分には、結構簡単に高音は出るし、上で詰まらずに行けるのですが、それがレガートになると、上がりきれない、抜けきれない、という感じです。

一番の問題はやはり「支え」なのですが、今までの感覚では、お腹に力を入れて息を押し出すような感じで、そうするとどうしてもあちこちが固まってしまっていました。

先生曰く、「支えは必要だけれど、固めてはいけない。柔らかいままで」とのこと。

ある意味、目からウロコでした。

結局、「支え、支え」と言われていたので、反射的に力が入って体が固まってしまっていたのですね。道理で、最近は声を出すのに窮屈に感じていたはずです。

とは言え、筋力や持続力が絶対的に足りないので、結局は支えが抜けてしまい、ラクに歌い続けることができない、という状況です。

そこで、先生からの提案。

お腹を使って、「sh,sh,sh…」または「s,s,s…」と息を押し出す練習を、毎日5分ずつしてくださいとのこと。一度にやる必要はないけれど、朝晩2回に分けてとか、または1分ずつ5回に分けてでも良いので、毎日3ヶ月続ければ、ラクに歌えるようになりますよ、とのこと。

一言で1日5分と言いますが、正直しんどいです。1分だって、かなり疲れますし、何より、継続するのは苦手な私です。

とは言え、このままだといつまで経ってもコンスタントにお腹を使えるようにはならないでしょう。

曲を歌う練習もいいですが、とりあえず、思い出したらやってみることにして、できるだけ毎日、5分は難しくても2分でも、3分でも、続けられたら良いなと思います。

曲の方は、「Invito alla danza」中心に歌っています。油断するとすぐに響きが落ちてしまいますが、なんとか通して歌えるようにはなってきました。

「O lieb」はまだ手つかず。自分で音取りはしていますが、レッスンではここまでたどり着かないままになっています。今度の発表会ではできればこれを歌えたらいいなと思っているのですが、先は長そうです。

コメント

  1. おぷー より:

    かれんさん、これを試してみて下さい。
    細い目のストローで息を吸って、背中で支えながら(お腹じゃないですよ。)
    ストロー経由で息をゆっくり吐いて行く。
    これで鍛えられます。
    今、R.シュトラウスの4つの最後の歌の一つを練習しているのですが、
    もー、レガートだらけで、しんどくやっていたら、この練習法を先生から伝授され、
    高音や低音のレガートがらくになってきました。

    • かれん かれん より:

      おぷーさん、コメントありがとうございます。かれんです。

      ストローの練習法、以前にどこかで聞いたことがあるような…。
      でも、具体的な方法を教えてくださってありがとうございます。
      試してみます。
      レガート苦手なので、少しでも鍛えられたら嬉しいです。

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