「イグアナの娘」第四話

なんだか毎日慌ただしくて、書きかけの状態でずーっと時間が経ってしまった。このままでは今日放映の第五話に記憶が上書きされてしまうので、なんとか今のうちに…。


とりあえず気を取り直して、第四話を見る。

昇の練習風景を見ているリカ。小学校の時に、昇の応援に来たときのことを思い出している。マミと一緒だが、マミは飽きてしまって帰りたがるのを「もうすぐだから」となだめて見ていた。その頃からずっと、リカは昇だけを見てきたのだろう。

生物の授業中、珍しい動物のスライドを見ていて、ガラパゴスイグアナが出てきたところで失神し、早退するリカ。リカが家で寝ていると、昇が訪ねてくる。ゆりこは玄関先で追い返すのかと思いきや、「上がって」と昇を招き入れ、お茶を入れる。

ゆりこの背中に向かって「イグアナってなんなんですか?」と訪ねる昇。小学校の時に図書館の生物図鑑でイグアナを見たリカが倒れたのを覚えていたのだった。あと、自殺未遂の時にもうわ言で「私はイグアナだから」と言っていたとか。ハッとするが「嫌いなんでしょう。気持ちが悪いから」とごまかすゆりこ。

ゆりこの「岡崎君は、リカのなに? 恋人? またはその可能性は?」に、昇は「そんなんじゃありません」。すかさず「だったら、リカとこれ以上親しくならないでほしいの」。

ゆりこが何を考えているのか、いつも表情を探ってしまうのだが、割合わかりやすい表現をしていても、複雑な感情の動きについていくのが難しい。リカに対しては大概険しい顔をしているが、時々フッとすごく優しい表情になる。リカはいつもこの母親の顔色を伺って過ごしている。いつもいつもビクビクしながらも、できればいつもこの優しい顔を見ていたいと思うのだろう。

リカの家を出た昇は、雨の中、何かを忘れるように一人で練習に没頭するが、足をすべらせて捻挫してしまう。

翌日、練習中の昇を訪ねたかをり。「あの時、昇と青島さんがキスしてるの見ちゃった」。うろたえる昇に、リカと三上が通り掛かったのを確認してキスするかをり。リカだけでなく、中谷も、マミも見てしまう。「何するんだよ!」とはねのける昇に「私の方が長かったね」とシラッと言うかをり。それって長さの問題?、と突っ込みたくなるのだが。

父の動物病院でウサギを抱っこするリカ。ここで難産の末生まれたとか。父が「リカが生まれたときもすごい難産で、ママ大変だったんだ」と言うと、リカはちょっと驚いて「生まれる前から心配かけてごめんなさい」とおどける。父や、父のアシスタントさんとは、ごく普通に、冗談を言いあったりもできる。この父の存在がなかったら、リカはもっと卑屈になっていたのかも。

その帰り道、一人になったリカをかをりがつかまえ「私、あなたみたいな人大っきらい。昇が私以外の人を好きになっても仕方ないけど、あなただけはイヤ!」と言い放つ。通り掛かったゆりこが影でその話を聞いていたが、その時はなぜかすごく優しい表情だった。まさかリカがけなされているのが嬉しいとも思えないが。

夜、お風呂から上がったリカに、呆然と何かを考えていたゆりこが「お母さん、今日岡崎君に、リカとこれ以上親しくならないで、って頼んだの。良かったでしょう?」と優しく言う。リカは愕然としたけれど、すぐににっこりして「お母さん、私は恋愛なんてできっこないから。大丈夫だから」。安心したように微笑んで「もう寝なさい」とゆりこ。珍しく穏やかな母子の会話。

(ここより10/18追記)

翌日、リカが陸上競技場(?)のスタンドにひとりでいると、昇がやってきて練習をはじめる。慌てて帰ろうとするリカ。ところが、昇は走り出すと怪我した足が痛むらしい。それを見て驚くリカ。昇に気づかれてしまったリカは、「先日は母が…」と言いかけるが、昇が「気にしてないよ」と言いつつ「それにしてもお前のお袋さん、おかしいんじゃないの」と言い出すと、急にリカは「お母さんのことを悪く言わないで!」とムキになる。呆然として「ごめん」と謝る昇。「お前って、時々強いよな」。

その後、怪我のことは他の人に黙っていてほしいと言う昇。そして、最後の競技会を「良かったら見に来いよ。たいした選手じゃないけど、これでも結構がんばってきたんだぜ」と笑顔で誘う。

これって、絶対競技会で何かまずいことになるんだろうなぁ。怪我を隠して競技会に出て、ただで済む訳ないものね。

競技会当日、陸上部マネージャーのマミは朝早く出かけていく。リカに「お姉ちゃん、来るの?」と聞くとリカは「…ううん」と首を振る。行くつもりのクセに…。

朝の食卓で、マミを先に見送ると、突然ゆりこが「ねぇ、マミちゃんには悪いけど、今日は3人でお買い物でも行かない?」と言い出す。ほらきた! リカは当然断れないし、父は、ゆりこがリカを連れて外に行こうと言い出したことが嬉しくて仕方がない様子。でも、絶対真意は別のところにあるのが見え見え。

競技会場では、着々と競技が進行中。昇は隠れてテーピングに余念がない。三上がやってきて、客席にリカの姿を探すが、いない。そのうちかをりもやってきて、図々しく関係者席まで入ってきて「がんばってね」と昇に声をかける。

その頃リカは、時計を気にしながら両親と買い物中。父は楽しそうにはしゃいでいる。昼食の席でも、リカは時計ばかり気になって、全然食事に集中できていない。昇が出場するのは午後1時。12時半を回ったころ、ゆりこは料理を追加。この時点で、単にリカをここに引き止めておきたいのだということがはっきりする。そして、45分、ついにリカは我慢できずに立ち上がる。いくらなんでも遅いんじゃないの?、と思ったけど、ゆりこの制止を振り切って「ごめんなさい」と一言言い置いて走り出す。

ひたすら会場を目指して走るリカ。でも、絶対間に合いそうにない。だいたい、食べたばっかりでそんなに走ったら気持ち悪くなるんじゃないの?、というツッコミは置いておいて、とにかく走る。

でも、その頃、無情にも昇の800m走がスタート。順調に先頭を走る昇。走りつづけるリカと交互に映る。そして、最後の直線に入ったところで、昇は転倒。次々に後続の選手に抜かれていく。立ち上がろうとしては倒れ込む昇…。かをりが駆け寄ろうとするが、中谷が「立ち上がろうとしてるだろ」と止める。

それにしても、これだけ長い間立ち上がれなかったら、運動会じゃないんだし、係の人が止めるんじゃないの?、と思わずにはいられないが、そうこうしているうちにリカが会場に到着。倒れている昇を見つけ、一直線に昇のところに走り、そばまで行って必死に励ます。その必死さに、マミも、かをりも諦めたような表情を見せる。そして、ようやく立ち上がり、足を引きずりながらゴールする昇。励まし続けるリカ…。ゴールして笑顔を向ける昇。

二人の関係が、少ーし進展したかな、という感じだった。

そしてその夜、何か物思う表情で髪をとかすゆりこ。ふと鏡を見ると、そこにはイグアナの姿が…! ゆりこの悲鳴が響く。そうか、こんなシーン、あったのね。知らなかった。これでゆりこ自身もイグアナだということに、今さら気づいたのだろうか…?

以下、次回。って今日じゃん(^_^;。


「イグアナの娘」第三話

ひょっとして最近「イグアナの娘」のことしか書いてない?

はまり度が高いので、つい放映当日に見てしまう。というわけで、第三話。

初めて、リカの笑顔がたくさん見られた。

「リカの受験をやめさせる。できれば家に閉じ込めておきたい」というゆりこに、父は「一人で抱え込まないでほしい」と言い、リカには、母が自分と会う前の記憶がなく、身寄りもないことを初めて話す。翌朝リカが晴々とした顔で「お母さんの言う通りにする。大学も行かない」と母に告げると、今度は母も「もう何も言わない」とリカの受験を許す。

この辺の気持ちのやりとりが複雑。母はリカを自分のものだけにしておきたいのだろう。リカのことが可愛くない、愛せない、と言いながら、実は一番独占したいのが母。この母は実はイグアナの化身という設定だから、娘がイグアナに見えるのは「自分のイヤなところがそっくり」という意味なのだろうか。

三上と一緒にお弁当を食べながら、受験を許してもらったことを話すリカ。今度の連休に一緒に清里に行こうと言われ、今までそんな友人のいなかったリカは舞い上がってしまう。二人であれこれ楽しそうに、その日帰り旅行の計画を立てているのを、かをりが見ている。その頃マミは昇に連休の予定を聞くが、あっさり「練習」と返され、一緒にいられると喜ぶ。

いきなり清里小旅行なんて、両親、特にゆりこが許すのかと疑問に思っていたら、あっさりOK。しかも「お小遣い、あるの?」と優しい言葉。ちょっとびっくり。おまけに、マミは気前良く服まで貸してくれる。なんかおかしな雲行き。

休みの日の朝、三上と二人で清里へ出かけるリカ。その頃、練習に行く途中の昇をかおりがつかまえ、リカの自殺のことを話してしまったことを謝り「青島さん(リカ)にも謝らなくちゃ」と殊勝なことを言い出す。絶対何か裏がありそう。その後「一生のお願いがあるの」。やっぱり。

清里で三上と楽しく過ごすリカ。笑顔がすごく可愛い。本当に生まれて初めて、こんなに楽しい時を過ごしているんだなぁ、と感じさせるような、明るい笑顔に、なんだかまた胸が熱くなってしまう。そして「一緒に写真撮ろう。誰かにシャッター押してもらって」と話している二人に「押してあげましょうか」という声。かをりだった。「偶然ねぇ。(←嘘ばっかり!)」空気一変。今まで明るかったリカの表情が曇る。三上も絶句。

その頃、陸上部で昇を待っているマミ。昇の親友の中谷が一人で歩いてくる。「昇なら来ないよ。清里に行った」。「えーっ、誰と?」「知らねぇ!」。マミはすっかり誤解してしまう。「お姉ちゃんのうそつき!」。

そこまでの明るい流れが一気に逆に流れていく。たぶん、リカにはまだその流れを自分で変える力はない。当然、かをりは昇と一緒に来て、必要以上にベタベタする。単にリカに見せつけるためだけに来たのだ。しかもわざわざ「せっかくだから4人で一緒に行動しましょう」と来る。断っちゃえばいいのに、リカは断れない。

昇はたぶんかをりのことを好きなわけではないのに、嫌がったりしないのでリカはすぐに落ち込む。このぐらいの男の子って、女の子にベタベタされるのはイヤだと思うんだけど、そういう意味でちょっとこの昇の態度は腑に落ちない。確か、後の方で理由がわかるのだけど。

それでも、それなりに楽しく過ごすリカ。何しろ、親と離れて旅行に来たことなんてないのだし、好きな男の子が近くにいる、っていうだけで、ある意味幸せなのだろうと思う。帰りに昇が3人にひとつずつ「今日の記念におみやげ」と小さな置物をプレゼントする。そして、そろそろ最終電車、という時、かをりにぶつかられて荷物を落とすリカ。よく大事なものを落とすね、この人。さっき昇からもらったおみやげを落としたまま出発してしまう。

最終電車のベルが鳴り響くホームで、なくし物に気が付いたリカ、落とした場所に思い当たって、引き返してしまう。三上は焦って窓の外を見るが、昇は「しかたない」といった様子で、ベルが鳴りやむ直前、電車を降りて後を追う。中に残されて「これは最終だから追いかけられないよ」と言う三上に、唇をかむかをり。

この、後先考えずに引き返してしまうのがリカなのだろうか。父や母(特に母)の顔より先に昇からもらったプレゼントの方が勝ってしまうのは、リカの性格にちょっと反するような気がしていまいち納得がいかない。

何時間もかかってようやく目当てのものを見つけて、大事そうに抱え込むリカ。昇がいくら「探すのを手伝わせて」と言っても「なんだったの?」と聞いても答えなかった。そして、見つけて初めて「ああああーっ、どうしよう。電車、もうないし…」。今頃気づくのかい! おまけに、気づいたら電話ぐらいしろって! だいたい、そろそろ夜が明けそうな時間までかかるものなのだろうか、ってこの辺はツッコミ処満載。

泣きながら、リカが昇と一緒に清里に言ったと訴えるマミ。父はリカを信用しようとしながらも心配になる。そして、夜になって三上が一人で帰って来て、リカが最終に乗り遅れたことを告げる。ゆりこは昇とリカが一緒だということにショックを受ける。

ホームでウトウトして、昇に寄り掛かるリカ。手のひらが開いて、自分のあげたプレゼントが見える。愛しさを感じたのか、眠っているリカにキスする昇。それを、反対側のホームでかをりが見ていた。

自分でかけた罠に自分ではまるかをりに、ちょっと溜飲。でも、かをりもただのイヤな女の子じゃないのよね、確か。こんな風にしか自分を表現できないって、彼女も悲しい人なんだと思う。

朝帰りのリカに「パパは本当にがっかりした」という父。そりゃそうだ。私の家だったらたぶん怒鳴られて殴られてたな、きっと。ここの父親は優しいからそんなことないけど。
部屋に戻ったリカはマミになじられ、服やバッグを無理やり取り返される。「お姉ちゃんなんていなくなればいい!」ってそれはいくらなんでも言い過ぎと思うけど。でも、叱られたりなじられたりするのは仕方ない。リカが悪いんだから。そして、今度はゆりこが来て「あなたはもう少し自分のことがわかっていると思った」と言い、無理やりリカに鏡を見せる。この二人の「戦い」は、まだまだ続くのだ。たぶん、リカにはそんな自覚はないだろうけど。


「イグアナの娘」第二話

一昨日第一話を見たばかりなのに、第二話がすでに録画されていたので続けて見てしまった。ひょっとしたら、「新選組!」より真剣に見ているかもしれない…。同時に「24(第1シーズン)」もFOXで始まって見始めているが、ハマリ度は今のところこっちの方がはるかに上。

岡崎昇への思いを募らせながら、彼も自分がイグアナだと知ったら…、と思い悩むリカ。志望大学を東都大に決めたものの、それを書いた進路調査票を橋本かをりに拾われ「昇と同じ大学に行くつもりだ」と誤解され、クラスメートの面前で過去の自殺未遂のことと併せて暴露されてしまう。

かをり役の小嶺麗奈、意地悪美少女が堂に入っている。確か、この前に「金八先生」でデビューしたばかりだが、続けざまに意地悪な役で、そういうイメージがついてしまったのか、その後あまり見ていない気がする。

教室を飛び出して、昔自殺を図った川を前に、当時のことを思い出すリカ。昇に助けてもらったときに「二度とこんなことしない、って約束しろ!」と言われ、それをきっかけに「自分は二度と自殺なんてしない。お母さんにもわがままを言わない。マミちゃんにも焼きもちは焼かない」と決めたのだった。

そんなリカの後ろから声をかける三上。「死んじゃうのかと思った」。「死んだりしない。そう決めてるから」と言うリカ。でも、三上は容赦なくたたみかける。「私は、あなたが悪いと思う」。

失意のリカに追い打ちをかける言葉にちょっと驚いた。あれほど暴言を吐いたかをりではなく、被害者としか思えないリカを非難したことに。でも次の「『私なんか、私なんか』っていつもいじけているような人は、絶対に幸せになんかなれない。」というセリフには納得。言うだけ言って、背中を向ける三上に向かって、リカ。

「私だって幸せになりたい! 私だって……。でも、ダメなの…。」

このあたりで、涙腺崩壊。なんでだろう、リカにものすごく共感してしまう。そこまでではなかったと思うが、その頃の自分にもそういう部分があったのかもしれない。そして、三上の「友達になろう。二人でなら、乗り越えられる」。この言葉にもっと揺さぶられた。自分なんてイグアナだから…、と何事にも消極的で悲観的だったリカが、これから変わっていくであろうことを予感させて…泣けた。

その頃かをりにそそのかされて、リカが昇目当てで東都大を志望していると勘違いした妹のマミは、母のゆりこにそのことを告げ口。一旦はリカの東都大受験を消極的ながら容認していたゆりこは、また何か良からぬことを考え始める。

それにしても、ゆりこサン、ケバすぎませんかね。専業主婦というより、水商売の女性という感じなのだけど…。

三者面談の日、「リカのことは私にまかせて」と夫に宣言して学校にやってくるゆりこ。三上はゆりこに「親友の三上伸子です」と自己紹介。いきなり親友ですか。リカには心強いことだろう。ゆりこも「親友…、リカの?」と怪訝な顔をしながらも「よろしくお願いします」と、ちょっと嬉しそうに挨拶。やはりこの人の心の動きは難しい。

そして面談。かをりに書き換えらた調査票には一流大学の名前が書いてあるが、思い切って「私、志望校は東都大に…」と言いかけるリカ。それを遮るように「リカの受験、やめさせようと思います」と言い出すゆりこ。さて、その先は…?

と今回はここまで。

三上という「親友」が表れ、一人でいじけていたリカに、父と昇以外の初めての味方ができた。父はともかく、昇はぶっきらぼうで大っぴらにリカに好意を示したりはしないし、基本的にフェアで誰にでも同じように接する(かをりが馴れ馴れしくしても嫌がらない)から、本当の意味で支えになってくれる初めての他人が三上だと思う。

三上の出現で、ただ暗くて卑屈で、見ていてイライラさせられたリカが、どんな風に変わっていくのか、これからをすごく期待させる回だった。リカの進路がどうなるか、というのは二の次かと。