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放射線皮膚炎とヘルペス~乳ガン治療記67

放射線治療が終わって1週間ほど経ちました。

治療中、治療直後は「思いの外ラクだった」と書きました。が、甘かったです。

いわゆる「放射線皮膚炎」は治療後1週間~10日がピークという話を読んでいました。が、内心では「大したことなく終わったから、あとは保湿だけ気をつけていれば、良くなっていくんだよね」と思っていました。

ところがところが、日が進むにつれ、乳首のびらん、あと、アンダーバストと腋下の擦れの傷はひどくなってきてしまいました。

ヘタにステロイド等自己判断で塗り続けるわけにもいかないので、皮膚科に行ってみました。

本当は放射線科に相談すべきとは思うのですが、やはり大きな病院なのと、予約オンリーで敷居が高いので、治療も終了しているし、皮膚の専門家に診てもらおうということで。

そうしたら、なんと、思いもよらないことに、ヘルペスに感染していました…。そういえば、鎖骨の下辺りに変な発疹が出ていたっけ。

やはり、免疫力が落ちているので、こんなものにも罹ってしまうんですね。なお、帯状疱疹の疑いも捨てきれないということで、抗ウィルス薬を内服することに…。

ただ、問題は広範囲のいわゆる放射線皮膚炎、そして傷、びらんです。

放射線で皮膚が弱くなっているので、ちょっとした刺激で傷になってしまうんですね。

とりあえず、アズノール軟膏をたっぷりガーゼに伸ばして、湿布のように覆うことにしました。

胸の部分はこのガーゼをブラジャーやブラトップで押さえればうまくできるのですが、問題は腋の下です。テープ使うと負けそうだし、包帯も試しましたがすぐにずれてしまうし…。ずれて傷が露出したり乾いたりすると、痛い。

おまけに、翌日、いつも左肩にかけているトートバッグが重かったので、ちょこっと右肩にかけてしまったところ、肩の前後部分が擦れて、また傷にしてしまいました…。これがものすごく痛い。

こんなちょっとしたことでも傷になるくらい、皮膚は弱くなっているんですね。

この辺の傷は、腋の下の傷と合わせて、軟膏で覆うのが難しいです。

こちらも皮膚科で相談したところ、ガーゼを細長く畳んで、肩に回してガーゼ同士をテープで留める、というやり方で、うまく覆ってくれました。また、傷部分に関しては化膿止めの軟膏も。

それにしても、アズノール軟膏と滅菌ガーゼ類が飛ぶようになくなります。もう、ガーゼも使い捨てじゃなくて、大きいのを買ってきて使用後も洗って煮沸消毒して再利用とかしないとどうにもならないかも…。

まだしばらく、放射線の影響は続きそうです。

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