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抗がん剤(パクリタキセル療法)1回目~乳ガン治療記29

ついに、パクリタキセルを始める日になりました。

いつものように採血をして診察を待ちます。相変わらず、採血室は混んでいて時間がかかりました。

今回は、先生に聞くべきことを忘れないように、紙に書き出しておきました。いつも、何かしら忘れてしまうので…。

先に採血の結果を聞きました。

いつも気にしている多くの数値(肝機能、腎機能、貧血、タンパク質等)は改善傾向でしたが、いつも問題のなかった白血球数が低い…。初めて「L」のマークがついていました。

それでも、先生は「少し低いけど大丈夫でしょう」と楽観的。味覚障害も落ち着いていたし、とりあえずこの日は投与することになりました。

用意していた質問をいくつか。

  • 花粉症の時期に入ってきたので、抗アレルギー剤を飲みたいが、飲んでも大丈夫か。
  • 咳き込んで寝付けない日が結構あるが、何か対策はあるか。
  • いつも点滴は右腕と言われているが、これから毎週するのに右腕だけは不安。点滴ポート埋め込みの話が以前あったが、これから毎週点滴ならそちらの選択肢はどうか。

抗アレルギー剤に関しては、「飲むのは構わないので、いつも出してくれているお医者さんがあるならそちらに行って構わない。ただ、今回の点滴に抗アレルギー剤をかなり入れるので、毎週やるし、必要ないかもしれない」とのこと。うーん、週1回の点滴でアレルギーが抑えられるのだろうか…。

また、咳き込む件も、アレルギーなら抗アレルギー剤でなんとかなるだろうし、乾燥が原因なら加湿や寝るときのマスクで対処できるのではとのこと。

最後に点滴の件。毎週のことになるので、できるだけ右腕が望ましいが、どうしても取れないようなら左腕でも良い。点滴ポートは、(期間的に)ここまで来たので、使うとなると埋込も摘出も手術が必要になるし、なんとか頑張って使わずに済ませたい。

というお答えをいただきました。

うーん、毎週ルート取るの不安だから手術になってもポート埋め込んでくれないかな、とちょっと思ったんですけどね。話を持っていくのが遅かったようです。最初の1~2回は向こうから言われていたのに…。

そんな感じで先生との話が終わり、いよいよ化学療法室へ移動です。

今回は薬が変わったので承諾書の提出が必要です。

書いてきたものを渡したのですが、承諾書とセットの「説明書」がない、とのこと。そう言えばもらっていなかった。説明を受けた上での承諾書の提出がないと治療が始められないとかで、ブースに着いてからもしばらく揉めていました。それでも、薬のオーダーは入っているので先に薬が到着してしまったりして…少々バタバタしました。最終的には説明書が出てきたみたいで、その説明書と承諾書の控えをもらって事なきを得ました。

化学療法室はかなり久しぶりでしたが、馴染みの看護師さんがいろいろ話し相手になってくれたし、体調も悪くなかったので気楽に過ごせました。

ルートを取るときに、「これから毎週なので、取れなければ左でも良い、って先生に言われましたよ」と話したら、喜ばれました。ただ、今回は肘と手首の間に結構良い血管が見つかったので、無事に右腕から取れましたが…。体重がかなり減ったので、以前より血管が見えるようになった気がします。

また、ドセタキセルで手足のしびれが出てしまった話から、手や足を保冷剤で冷やせるので、よかったら持ってきてくださいと言われました。今回は病院にあるものをお貸ししますが、持ってくれば保管しておくことができますとのこと。

本当なら袋状のもののほうが効率よく冷やせそうですが、とりあえず平べったいアイスノンを手足の下においてくれました。

また、症状日誌をパラパラと読んで、「本当に色々出ちゃったんですね…。あれ『足の皮がむけてる』って書いてますけど、どういう状態ですか? 見られますか?」というので、靴下を脱いで見せたら(かかと部分と拇指球の部分がベロッとむけてます)「やだ、これってかなり治療が進んだ人でなる人がいるかどうかって症状ですよ。よっぽど合わなかったんですね」と言われてしまいました。

なんか、言ってることは刺激的ですが、この若い看護師さんは軽い感じで明るく言ってくるので、特に嫌な感じはしませんでした。

あと、花粉症の話もしました。先生が、点滴に抗アレルギー剤入っているから必要ないかも、とおっしゃった話をしたら、「えー、皆さん薬飲んでますよ。やっぱりつらいみたいですよ」とのこと。やっぱり、いつもの先生に抗アレルギー剤を出してもらおうと決意しました。

その後、いつものように栄養士さんと食事の話をして(舌炎と味覚障害の話が主)、薬剤師さんも来ましたが、初めての人の上に今回は1回目という認識で大して話さず。そのうち抗アレルギー剤のせいか眠くなってしまったので、この日はドラマを見ていたのですが途中でウトウトしてしまいました。

点滴が良い場所に刺さっていたので痛むこともなく、スムーズに終わりました。

この日は処方箋もないので、会計をしてまっすぐ帰ります。毎週やる薬なので、会計はどのくらいだろうかと思ったら、いつもの半額以下でした。その半分はたぶん血液検査と診察なので、薬そのものはかなり安いように思われます。とは言え、毎週のことなので、結果的には割高なのでしょうけど。

さて、次の投薬までたった1週間。何も起こりませんように。

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