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コロナ感染!~乳ガン治療記21

抗がん剤を投与したその日のことです。

私自身も風邪気味とは書きましたが、息子が発熱したので会社を休むと言ってきました。

私は病院に向かわないといけないので、彼の面倒をみることはしなかったのですが、待っている間に連絡を取ってみると、発熱外来には行けたものの、インフルエンザの検査をして陰性だったとのこと。ただ、会社からコロナの検査もするように言われたので翌日また医者に行く、と。

そして翌日、私はスヴェンソンの店に行くので息子とは顔を合わせずに出かけたところ、お昼すぎに「コロナだった」とメッセージ。うわマジか、という感じです。

その後はなるべく息子と接触しないように、食事は部屋の前まで届けて、あと、人がいる時はできるだけ1階に降りて来ないように告げました。

と、そうやって極力接触を避けていたものの、金曜くらいから、自分も明らかに風邪症状がキツくなってきました。元々、前週末から風邪気味ではありましたが、抗がん剤を投与した火曜からは少し治まっていたのです。それが、金曜には急に喉や鼻の症状がひどくなり、体感的に発熱してない?、という感じになってきました。

実際に発熱したのは土曜の朝です。早朝から37度近くあったのが、8時過ぎには37.5度、9時すぎには38度を超えてしまいました。

これは、抗がん剤治療に通っている病院に相談する案件ですが、とりあえず、あまり遠くに行きたくないので先に地元の系列病院に事情を含めて電話しました。すると、「本日は発熱外来がありません。また、系列とは言え別病院なので、かかりつけの方に行ってみてください」と言われてしまいました。

仕方がないので、いつもの病院に電話してみます。すると、担当科である外科外来に回されたので、発熱している状況、風邪症状が出ている件、そして、同居の息子がコロナ感染中ということを話すと、「それでしたら、副作用ではなさそうなので内科を受診してください。ただ、11時で受付が終わりなので、それを過ぎたら救急外来に行ってください」とのことです。

うーん、遠いから気が進まないけれど、抗がん剤をやっている現状を考えると、他の病院に行くわけにいきません。

という訳で、夫についてきてもらって病院に向かいました。

病院に着くと、夫も風邪症状が出ているとのことだったので、ふたりとも診てもらうことにして、救急外来に向かいます。

救急外来受付では、「ただいまの待ち時間約120分」と書いてあり、ちょっとげんなりしましたが、だからと言って他に行くわけにもいかないので、問診票を受け取り、検温と血圧測定をして、待ちます。この時点で、私も夫もかなり発熱していました。

最初はそれほど待たずに一緒に呼ばれ、「とりあえず先にコロナの検査をします。奥様は化学療法を受けているとのことですので、採血等他の検査もします」とのこと。その場で長い綿棒を鼻に突っ込まれ、私だけ採尿カップを渡されて採尿。その後、これもあまり待たずに胸のレントゲンを撮りました。

ただ、ここからが長かった…。採血があるはずなのに、延々と待たされます。途中、救急車が来たり、交通事故なのか、警察の人が事情聴取に来たりするのを横目に見ながら、2時間あまり経ったでしょうか。熱もあってだるかったので、壁にもたれてウトウトしながらひたすら待っていました。

そして、ようやく私だけ呼ばれたと思ったら、なかなか詳しく問診され、その上でようやく採血。その後もうしばらくお待ち下さいとのこと。採血されたということは、これからまた結果が出るまでそこそこ時間がかかるはず。この辺りで、空腹が限界になってきたので、受付に断って昼食をとりにいきました。何しろ、朝からほとんど何も食べずに来て、すでに午後2時を過ぎていたので。

コンビニで軽くスープとおにぎりの昼食をとり(夫はお弁当を食べていました)、救急に戻ると、今度こそあまり待たずに二人揃って呼ばれました。そして、あっさりと「お二人共コロナ陽性でした」とのこと。私の方はいろいろ検査したものの、大きな問題はないので入院の必要はなく、対症療法の薬を出すので自宅で療養してくださいとのことでした。

そんなこんなで3時間、いや4時間近く病院で過ごし、会計を済ませ薬を受け取って帰りました。いや、帰るときにはふたりとも発熱と疲れで結構グロッキーでしたね。

それでも、コロナが5類になっていたおかげで、お金はかかったものの、大げさに隔離等されずに済んで良かったです。2類の頃だったら移動するだけで大騒ぎでしたからね。

とにかく、AC療法4クール目はコロナ感染とともに始まったのでした。

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