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久々に十二国記ざんまい

十二国記の最新刊が出てからもう5年以上が経ってしまいました。

当時は18年ぶりの続編ということで世間も含めて大盛りあがりでしたが、翌年に出るという短編集が延び延びになって未だに出ていない状態で、しばらく熱は落ち着いていました。

最新刊の「白銀の墟 玄の月」は、発売当初に一回通して読んだのですが、息子に貸したところ3、4巻が返ってこなくて、結局読み返せていませんでした。

ところが今月、ついにAudibleで、エピソード0の「魔性の子」が配信されました。会員なら聴き放題というやつです。

「魔性の子」はホラー要素が多いので、ちょっと苦手な感じもあり、読み返すのは億劫でしたが、聴く方はナレーターさんの巧みな演じ分けもあって、引き込まれてしまいました。結局、二度聴いてしまいました。

そうしたら、今度はどうしてもその裏面に当たる「黄昏の岸 暁の天」が読みたくなり、本棚をひっくり返して一気に読みました。考えてみたら、こちらも1回通して読んだだけだったかもしれません。いや、ホワイトハートで読んで、新潮文庫版も持っていたので2回は読んだのかな。どちらにしても、細々したところは覚えていなかったので、じっくり読みました。

こうやって泰麒が流されてから帰ってくるまでの物語をじっくり味わったら、当然その続きが読みたくなります。

そんな訳で5年ぶりに「白銀の墟 玄の月」を4巻通して読み直しました。3、4巻は息子から取り返しました。キレイなままで良かった。

確か、5年前もたぶん「黄昏の岸」を読んでから読み始めたはずでしたが、当時はとにかく先が知りたい、が先走って、細かいところは読み飛ばしていたと思います。あと、驍宗や李斎の麾下の面々もよく覚えていなかったような記憶があります。とにかく、全然読み込まないで終わっていたのですね。

今回は「魔性の子」から始めたので、表裏じっくり味わった後で、しかも基本的に先を全部知ったうえで読み返したため、4巻がそれほど長く感じられず、じっくり、でも一気に読むことができました。それでも、4巻の途中からはまたページを捲る手が止まらず、読み飛ばしに近くなってしまったので、終わってから4巻のみ再度読んだくらいです。

やっぱり「十二国記」はすごいですね。キャラクターの数がものすごいことになっているのに、一人ひとりがちゃんと生きてる。今回は戴の国ですが、そこで暮らしている人たちの顔が見えるというか。

できれば、最後の史書に記された結末の部分の話も読みたかったなぁ、とは思うものの、戴の主従のその後に決着がついたのは良かったです。

それにしても、私は琅燦がやっぱり気に入りません。国も民も知ったことではないんでしょうが。もちろん一番ヤバいのは阿選でしょうけど。

この辺は、また他の方の考察を読んで楽しみたいと思います。

「白銀~」を再読したので、買ったまま放置していた「30周年記念ガイドブック」をようやぐ読んでいます。本当は短編「漂舶」が目当てだったのに、それすら読んでいませんでした。当時は買っただけで満足していて、熱が引いていた頃だったのですね。

今更ながら情報もイラストも盛りだくさんで、見ごたえのあるムックになっています。買っておいてよかった。

いつになるかわかりませんが(先生御本人もいつになるかわからないらしい)、新作短編集を楽しみに、後、順次配信されるAudibleを楽しみにしていきたいと思います。

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