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放射線皮膚炎その後~乳ガン治療記68

ブログ再開します。

放射線治療終了後にトラブル続出となった放射線皮膚炎。

事前に知らされていた通り、終了後10日目くらいがピークで、その後は少しずつ落ち着いてきました。

少なくとも、日焼けのひどい状態、という症状は10日目くらいをピークに、その後は乾燥し、一部皮がむけたりしたものの、ヒリヒリする状態は落ち着いてきました。

ただ、皮膚が弱くなっているのはどうしようもなく、ちょっとした刺激で傷になり、それがなかなか治らない状況は続いてしまいました。

なお、ヘルペスの方は飲み薬を飲みきって、無事に回復したようです。

最初に傷がつらくなった乳房周辺は、アズノール軟膏+ガーゼ湿布がブラジャーでうまく押さえられたので順調に回復しました。ところが、どうやっても絆創膏無しで固定できない腋下は、「この辺なら大丈夫かな?」と思った背中の方や脇の下方に紙絆創膏を渡して貼ったところ、あっという間に負けて大きな傷になってしまいました…。

この間、なんとか固定できないかと、「くっつく包帯」やら、ワンタッチパッドやら、いろいろ試してみたのですが、結局どれも無理。業を煮やして粘着力の弱ーいサージカルテープで止めてみたのですが、それが失敗でした。絆創膏は使わないほうがいい、って言われていたので、自業自得です。

結局、その後2週間近く、新しくできた傷を化膿しないよう、ゲンタシン軟膏+アズノールの湿布で治療することになってしまいました。

ブラで押さえられない部分の傷は、ワンタッチバッドの粘着部分を少しだけ残して使ったり、いろいろ苦戦しましたが、そちらは時とともに落ち着いてきたので、最後までかかったのは紙絆創膏に負けた傷でした…。

アズノール軟膏を伸ばして湿布するために、市販の滅菌ガーゼと滅菌綿棒(ノドに使うような長くて大きいもの)だと効率が悪い上に減りが早すぎるので、どうしたものかと思っていました。そこで、皮膚科で使っているものを観察してみると、滅菌舌圧子をヘラ代わりに使っており、医療用にはもっと大判の滅菌ガーゼもありそうでした。さっそくアマゾンで探してみました。

こんな感じで、見つかりました。

まぁ、舌圧子100本あっても使いきれないでしょうが、実際、舌圧子で伸ばしてみると、綿棒と比べて2/3くらいの量できれいに伸びます。もっと早く気づけばよかったです。

滅菌ガーゼも、元の大きさは市販のものと変わらないのですが、市販のものは12折になっていて、広げて畳みなおすため、滅菌の意味があまりなくなるのと、1枚では足りないので毎回2枚以上使うのに、個包装を何個も開けなければならないのが面倒でした。こちらの医療用なら、2枚1組ですし、4つ折りなので、2枚重ねたまま2つに折るとちょうどよく、また、軟膏を伸ばすのもスムーズです。畳みなおすと、折り目のところできれいに伸びないのです。

こういうものを使いつつ、毎日2回、シャワーと泡立てた石鹸で流して手当を続けていたら、なんとか治ってきました。生傷はなくなり、薄皮が張ってきて、シャワーや石鹼がしみることはもうありません。そろそろ、アズノールをやめて普通にスキンクリームに戻そうかなと思っています。

放射線治療の急性期副作用は1ヶ月ほどといわれていましたが、本当に1ヶ月近く、結構しんどい感じになってしまいました。

それでも、やはり時期が過ぎればこうやって落ち着いてくるので、焦らず騒がず、時間がたつのを待つのが一番なのでしょう。

全体に日焼けになったような状態が落ち着いてきた今は、アンダーバストや腋下など、こすれやすい部分も特に問題は起きなくなりました。同じ状態なのに左胸はずっと大丈夫だったので、やはり放射線の影響がある時期は摩擦や刺激に特に弱かったということなのでしょう。

あとは晩期副作用が出ないことを祈るばかりです。

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