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入院初日~乳ガン治療記51

夫が帰っていってからがいよいよ入院初日です。

3時過ぎにセンチネルリンパ節シンチの撮影に呼ばれたので1階の核医学検査室に降りました。その辺りはそちらの記事に書いたので省略します。

撮影が終わって部屋に戻ってくるとしばらくしてまた看護師さんがやってきて、「この後明日の手術に向けて点滴のルートを取るので、血管を見せてください」と。

ゴムバンドをして腕をさすって血管を見るのですが、やはりうまく出てこないようで「いつも血管探すのに苦労されてますか?」と聞かれ「いつも大変そうです」と答えたら、「それなら、後でプロフェッショナルを寄越しますね」とのこと。だったら、ルート取る前にシャワーを浴びた方が良いだろうと思いそう告げると、「そうしてください。その後で来るように伝えますから」ということで話がつきました。

その後さっそくシャワーを浴びて待っていたのですが、夕食まではルート取りの「プロ」の方は現れませんでした。

その代わりに外来を終えた主治医の先生(執刀医)が部屋にやってきて、「リンパはちゃんと流れていたので、大丈夫でした。明日、頑張りましょう」と声をかけてくださいました。そして「ここの病棟になっちゃったから、明日はご主人にこっちに来てもらえないけど、手術室の前で会えるようにしますから」と言っていただきました。とりあえず良かったです。

また、リハビリ担当の方も見えました。手術前の状態を確認したいということで、手首やひじ回りのサイズを測ったり、腕の動きに問題がないかを確かめていきました。手術後にまた、リハビリについてお話に来るそうです。

夕食は6時の予定でしたが20分くらい前には部屋に届きました。普段は7時前に食べることはほぼ無いので、深夜にお腹が空かないか心配です…。とは言え、翌日は手術なのでこれ以降禁食。お腹が空こうが空くまいがこれを食べたら次は早くても翌日の夕食です。

食事は薄味で、普段食べないようなメニューが多くてそれはそれでまぁまぁ美味しかったです。繊維質が多くて、あれこれ歯に引っかかったので、毎食フロスを使わないといけなくなりそうでした。

食事が終わってしばらくすると、今度こそルートを取りに、男性の方が見えました。

毎週の点滴では、いつもなかなか血管が見つからなくて失敗することもある、と話したら「では確実に一発で入れましょう」ということで、簡易エコーまで使って良い場所を確保してくれました。手術用ということで管が異様に長く、くるくると収めてネット包帯で簡単にまとめて帰っていかれました。

その日は夕方以降はナイター中継を見ていたら消灯時間になり、廊下から声がかかったので消灯してもらい、ちょうどその時間に夫と電話で話をし、その後は軽く読書をしながら、眠くなったところで眠りました。

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