術前検査の約1週間後、結果の確認と術式を決めるため、先生と面談しました。
午後一番の予約でしたが、もっと早く着く予定が、のんびりしていたら予約の15分前くらいになってしまい、受付を済ませてトイレに行ってきたら、戻ると同時くらいに呼ばれて焦りました。
この日は夫も一緒に診察室に入りますが、ほぼ置物になっていました(笑)。
先日撮った画像を、治療開始前のものと比べつつ一枚一枚見せて説明してくれるのですが、要は、治療開始前には2cm以上あったしこりが、ほぼ消失している、ということでした。
まぁ、先生は「消失」とは言わず、「とにかく薬がよく効きました」という感じですが、どの画像にも、はっきりとわかる影や塊は見えなくなっていました。エコーの検査の時に、技師さんが「どの辺にあったかもはっきりわからない」と言っていたように、それらしきものは一切なかったようです。
もちろん、それでも手術はするわけで、摘出したものを細かく確認して、がん細胞が残っていないか調べるわけですが…。残っていなければ「完全奏効」となるわけです。そうだと良いのですが、そこはまだわかりません。
そして、最終的に、「部分切除」か「全摘出」かを決めるわけですが。
今回の感じだと、先生は「部分切除」を推しているのがよくわかりました。
私としては、全摘でもいいかなと思っていたのですが、思ったより切る範囲が狭くて済みそうなので、それであれば(特に乳頭が残せるのであれば)温存したいと思い、部分切除でお願いすることにしました。
なお、リンパ節郭清があると、結果的に入院は長くなるようです。
リンパ節に関しては、もともと腫れもなかったし、基本的には郭清なしの方向で進めるそうです。
一応、手術前日に「センチネルリンパ節シンチ」(放射性物質を腫瘍のあったところに注射し、最初に到達するリンパ節を調べる検査)をして、通常にリンパ液が流れているようなら、センチネルリンパ節生検をするようです。流れが悪ければ郭清になるそうです。もちろん、センチネルリンパ節生検で転移があれば、同じく郭清になるとのこと。
リンパ節郭清は、後遺症が大変そうなので、できれば無しで済んでほしいと思います。
先生との面談の後、大量の書類(同意書の類と入院に関する書類)をいただいて次へ。
次は麻酔科と「術前面談」。
問診票たくさん書かされたけど、結局はその問診はあまり使われず、今回の麻酔についてのお話。
今回は、全身麻酔で、点滴から麻酔薬を入れ、麻酔が効いて眠ってしまうと呼吸も止まってしまうので、挿管して人工呼吸器をつなぐとのこと。
手術中は麻酔薬を入れ続けるけれど、止めると20~30分で覚醒するので、その前に気管挿管していた管は抜くそうです。ただ、何時間か管が入った状態だったので、後で喉がイガイガしたりと違和感が残るかもしれないそうです。また、麻酔が切れてもしばらくは気持ち悪かったりする副作用がある人もいるとか。
そんな話をつらつらと聞いて、麻酔の同意書を渡されて、最後に「患者総合支援センター」で入院に関する説明を受け、薬剤師と話をしました。
こういう話をしていると、さすがに「いよいよだな」という気分になってきます。
正直、自分の中では入院生活よりも、留守中の自宅の方が心配なんですが…。
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