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METライブビューイング2012-2013「愛の妙薬」

今年もMETのライブビューイングが開幕。

ということで、オープニングアクトの「愛の妙薬」を初日に観にいってきました。

「METライブビューイングって何?」という方のために簡単に説明しますと、NYのメトロポリタン・オペラの舞台をそのまま映画館でリアルタイムに配信しちゃうプロジェクトなんですが、日本の場合は字幕をつける作業があるため、三週間ほど時差があります。

まぁ、ライブビューイングそのものはサッカーの試合や大きなライブなんかでかなりメジャーになりつつあるので、あれを想像していただければ大きな違いはありません。

実際の舞台と違うのは、幕間に舞台裏でインタビューがあったり、次のシリーズの宣伝が入ったりするのと、やはり客席より間近にキャストの皆さんの表情が見えることでしょうか。

とにかく、舞台の臨場感そのままに映画館で一流オペラが楽しめる、ということです。

ちなみに、料金は3,500円。映画としてはお高めですが、オペラとしては安いです。
なお、同一シーズンの二回目以降は半券を見せると「リピーター割引」として300円安くなります。

METライブビューイングについてその他詳しいことは、公式サイトをご覧くださいませ。

予告映像も貼っちゃいます。

さて、今回の「愛の妙薬」です。

とりあえず公式サイトよりあらすじと見所を。

19世紀のスペイン、バスク地方。農場主のお嬢様アディーナは、美人でチャーミングで知的と三拍子揃った皆のマドンナ。純情な青年ネモリーノは、『トリスタンとイゾルデ』を皆に読みきかせる彼女に想いを募らせる。きざな連隊隊長ベルコーレがアディーナに熱烈なアタックを開始したことを知ったネモリーノは、薬売りのドゥルカマーラから、これを飲めば相手も自分を恋するようになるという「愛の妙薬」を手に入れるが・・・。

「愛の妙薬」が取り持つ、インテリお嬢様と純情青年の恋のゆくえは?〈人知れぬ涙〉などの名アリアでも知られるドニゼッティの傑作ラブコメディが、A・ネトレプコ、M・ポレンザーニ、M・クヴィエチェンのゴールデン・トリオで登場!ヒット作を連発するB・シャーのおしゃれな舞台で、人気絶頂のスター・ソプラノ、ネトレプコのチャームが花開く!イタリアの名バリトン、A・マエストリのいかさま薬売りにも注目!

この演目は昨年発表会で冒頭の二重唱を歌ったため、当時いろんなメディアで何度も観ました。なのであらすじも曲も結構入っています。

いわゆる「悲劇」ではなく、ハッピーエンドのコメディ。曲はどれも美しく楽しいオペラです。

アディーナ役のネトレプコは私でも知っているくらい有名なソプラノですが、主役ネモリーノのマシュー・ポレンザーニは初めて。私は名前も知りませんでした。

が、このポレンザーニがすっごい美声で、何曲かあるアリアはどれも惚れ惚れしてしまいました。特に有名な「人知れぬ涙」は圧巻でしたね。

百聞は一見にしかず。先行映像でその「人知れぬ涙(1コーラスのみ)」がYouTubeにありましたのでどうぞ。

さて、自分たちが歌った二重唱、あれだけ覚えたのに結構歌詞を忘れてて、自分の記憶力のなさにショックを受けたのですが、それでも歌いこんだことのある部分なので、細かい譜割りの違いなどがわかって面白かったです。

「愛の妙薬」は大きな役も少ないですし、主役がしっかりしていれば舞台が成立してしまうという意味でハズレの少ないオペラだと思います。(もちろん「通」の方にはいろいろ別の見方かあると思いますが。)

METのオペラとしては短めの、休憩込みで2時間50分。楽しませていただきました。


映画「最強のふたり」

先日ツイートしましたが、映画館の前を通りかかったところ、ちょうど良い時間に、「二週間限定」という触れ込みでかかっていたので見てきました。

映画「最強のふたり」

全国的にはずいぶん前に公開になって話題になっていたようですが、当地のシネコンでは公開されず、観るのは難しいかな?、と思っていたところ、ヒットしたということで今ごろ回ってきたようです。

少し前から予告が流れていたので多少の予備知識はありましたが、タイトルだけ聞くとこんな内容とはとても思いませんよね。

頸椎損傷でほぼ全身麻痺の大富豪と、そこに失業保険目当てで、不採用通知をもらいに介護者に応募してきたスラム育ちの黒人の若者の話。

設定だけ聞くとお涙頂戴っぽいんですが、これが全然。

黒人青年ドリスのあまりの毒舌に引きそうになりますが、本人が笑い飛ばしているのを見てこちらも爆笑、みたいな。

見る人が見たら不謹慎のカタマリみたいな映画ですが、爆笑しながらも心がほっこりと温まるような不思議な感動を覚えました。

全身麻痺なのに、フィリップがちっとも「可哀想な人」に見えないのがすごいです。これも二人の絆ゆえ? 主演のお二人の熱演に引き込まれました。

フランス映画は久々でしたが、フランス語がほとんどわからないので、できれば吹替えで見たかったかな。

あ、一つだけ(じゃないけど)気になったこと。

あのオペラ座のシーン。

ドリスの反応が予想通り過ぎでしたが、もしも自分があの劇場にいたらイヤだなぁ。結局どうなったんだろ? やっぱり追い出されたのかな?


「踊る大捜査線」

今さらの記事ですが、「踊る大捜査線THE FINAL 新たなる希望」を観てきました。

連続ドラマの第一回から、ずっとリアルタイムで追いかけてきたファンとしては、きちんと見届けないといけませんからね。

オープニングの、15年間を一度に想起させる画づくりにはゾクゾクしました。
ああやって見比べてしまうと、織田くんもやはり老けたな、と実感してしまいました。
いえね、他のメンバーに比べて、彼はいつまでも若々しいな、と思っていたので。でも、本人比ではやっぱり確実に時間は経過しているのだな、と思いました。

内容は、いろいろ突っ込みどころはありますが、長年のファンとしては『楽しかった』と思います。

「愛されて20年」の「カエル急便」も健在だったし、新旧スリーアミーゴス対決も面白かった。(新・スリアミの小林さんがもういらっしゃらないことが残念です。)

そして、毎回そうですが、オープニング前のつかみが最高でした。

劇場版の1と2が考えられないくらいヒットしてしまったので、その後のハードルが上がりすぎ、間が空いてしまったのが本当に残念でした。(もちろん、いかりやさんが亡くなったりしたこともあるでしょうが。)

今回映画を観るにあたり、劇場版に始まり、ドラマシリーズも見直してみました。

最初の頃って、青島くん、ところ構わずタバコ吸ってるんですね。時代を感じてしまいます。

でも、今見てもやっぱり面白い。
特に連続ドラマが面白いです。

『劇場版1』の公開時、私のお腹の中にいた息子が、今は中学生になり、一緒にDVD観て笑っているのを考えると、やはり感慨深いです。(同級生たちも結構観ているようですよ)
スタッフ・キャストの皆さま、15年間お疲れさまでした。
楽しませていただき、ありがとうございました。