声楽のレッスンの話です。
以前に比べると、発声練習で「響きを落とさないように」「下降音型で墜落しないように」と言われる頻度はかなり下がったと思います。
でも、五線の上くらいの音になると、喉で狙ってしまうクセはまだまだ抜けず、「口の中を開いてお腹で出す」というのが難しいです。まぁ、若い頃は狙ったところに結構当たったのが、この年になるとほぼ外れるので、お腹を使うのは必須なんですけどね。自分でも調子っぱずれな音が出ているのがわかりますので。
アルディーティの「くちづけ」を再び始めて3回目くらいになりますが、なまじメロディーも歌詞もほぼ入っているだけに、逆に難しい面が結構あります。
この曲は軽快なリズムでテンポも速いので、考えなしに歌い飛ばしてしまうんですね。
リズムと音と歌詞は合っているけど、きちんと歌えてはいない、という状態です。
なので、今回はものすごくゆっくりなテンポで、レガートに歌う、というレッスンをしました。
先生曰く、本来ならテンポを落とすと粗が見えて難しいのだけれど、私の場合は落としたほうがきちんと準備ができて、喉に負担をかけずに歌えているとのこと。
まぁ、この曲に関しては大雑把にはわかっているので、ゆっくり細かい注意をしながら歌うなら、隅々まで神経を使う余裕が出てくるのでしょう。
なので、自分でもそうやってゆっくり確認してからテンポに戻る練習をしてくださいとのこと。
うーん、家でほとんど練習できてないからなぁ。
とはいえ、少なくともこの曲に関しては、何とかなるでしょう。
発表会で歌う曲もそうですが、本来、こんな風に暗譜するくらいまで曲が入ってしまってからがレッスンかなと思わないでもないです。実際はそうやって追い込まれないと暗譜なんてしないので、全然身にならないのですが…。
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