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相見積もり・水廻り編~リフォームその4

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B社(県央)の場合

最初に見積もりが届いたのはB社でした。

B社さんはホーローで有名なTA社のパートナーショップといううことで、現調の際に、カタログを一通り持ってきてくれました。なお、来訪されたのは社長さんで、ここはほぼ個人事務所のような印象を受けました。後でWebサイトを見ると、従業員は10名ほどいるようでしたが。

現調ではレーザーのメジャーを使ってあらゆる場所を採寸していかれました。私はこの時、レーザーメジャーというのを初めて見たのでちょっとびっくりしました。

B社さんの話を聞くまで、TA社の情報はほとんどなかったのですが、話を聞いていて、掃除のしやすさや耐久性等に魅力を感じました。

その時に、それぞれの設備について、こちらの希望を一通り伝えました。

そして数日後、B社さんからメールで大量の図面が送られてきました。各設備の詳細な設定、設計と金額が記されています。

余計なオプションをすべて取り払ったためか、浴室リフォームは予想よりかなり安くなっていました。洗面所の改装も想定の範囲内。

ただ、問題はトイレです。トイレもTA社のものですが、壁と床をおすすめのホーロー仕上げにしたため、こちらはかなり高額になり、結果的に総額では少し高いかな?、という額に落ち着きました。

とはいえ、詳細な見積もりと丁寧な説明、社長さんの話し方等、とても良い印象を得ました。

他社と比べてみて、また内容を精査して納得できれば、ここは良いなと思ったのでした。

A社(横浜)の場合

見積もりはB社のほうが先に届きましたが、現調はA社が先でした。

若手の営業の方で、やはり最初は現場の写真を撮り、メジャー(こちらはアナログ)で必要な寸法を測りまくっていました。なお、ここはそこそこ大きな規模のリフォーム会社のようでした。

こちらの会社は、王道のTO社、L社の商品で話を進めてきました。

また、トイレの便座に関しては、どうやっても量販店の価格に勝てないので、量販店や通販で気に入った便座を用意すれば、無料で取り付けする、ということでした。いわゆる『施主支給』ですが、嫌がる会社も結構あるので意外だったのと同時に、それでもセットで対応してくれてもいいのに、という思いがあり、ちょっと複雑でした。

そして、後日A社より分厚い見積もりが郵便で届きました。

B社の見積もりは詳細ながらメールでしたので、自分で印刷しないと見づらいのがネックでしたが、こちらはすべて印刷されて来たのでその点は良かったです。

ただ、メーカーからの見積書も一緒に入っていて特に説明がなかったので、最初は見方がよくわからなくて苦労しました。こちらが見るべきは、メーカーの見積もりではなくて、A社の名前の入った見積もりの方でした。

TO社やL社は値引き前提の見積もりを出してくるみたいなので、「こんなに引いてくれた」という気分になる一方で、あまりの差額に、もともとの価格設定はどうなっているのか?、と思ってしまいます。なお、TA社は値引きが渋くて有名なようですが、B社の社長さんいわく、値引きしない、というより、最初からこの価格で売る前提なので適正価格なのだそうです。実際、値引き率は低そうですが、もともとの価格は他社よりかなり安いです。

A社の見積もりは、それぞれの設備に対して、TO社、L社2種類入っていました。

総額でいうと、B社よりかなり安くなっていました。まぁB社の場合はトイレの壁と床が高いのでそこ以外はいい勝負ですが。

ただ、じっくり見ていくと、あちこち問題を発見しました。

まずは浴室ですが、我が家は在来の浴室なので、解体等が入るはずなのに、なぜか「既存ユニットバス撤去」の文字が…。写真も撮っていったはずなのに、どうして間違えるんでしょうか。

おまけに、洗面台は50cm幅にして欲しいと言ってあったのに60cm幅のものだし、脱衣室のドアを外開きに変更する項目も抜けています。

早速、担当営業さんに連絡を取ってみると、すぐにはピンとこないようで、「確認して、またご連絡します」とのこと。

その後向こうから連絡が来て「その日、別のお客様(我が家と姓がカナ読みで一文字違い)のお見積りにも伺って、混同していました」とのこと。

再度郵送してもらうと時間がかかってしまうので、メールでいいので修正したものを送ってほしい、と伝えました。が、この時点で、この営業さん、大丈夫かな?とちょっと心配になりました。

修正された見積もりはあまり時間をおかずに送られてきましたが、やはり浴室解体が加わったこと、洗面台がポピュラーな60cm幅からマイナーな50cm幅に変わったこと、ドア(建具)工事が入ったことで金額が跳ね上がりました。

それでも、総額はB社よりは安いので、ここは悩みどころだな、と思いました。

ただ、TO社かL社かについては、全体的にTO社の方がスペックの割に安かったので、TO社の方が優位かな、と言う感じでした。夫もL社よりはTO社の方が好きなようだし。

なお、このA社は外壁塗装にも参戦することになり、後日外装担当の方が来ることになります。

C社(西湘)の場合

C社は、他2社から少し遅れて紹介されたので、現調も見積もりも最後になりました。

リフォスムからは4社していただく予定だったのですが、どうも、我が家の条件に合う業者は3社しか見つからなかったということで、この3社から選ぶことになります。

現調は非常に丁寧で、やはりレーザーメジャーを使って測定していかれました。また、洗面所の床の状態をしっかり確認し、また、壁紙が縞状に赤っぽくなっているのを見て、下地部分から出てくる色のようだと言っていました。そう言われてみると、確かにあちらもこちらも、うっすら赤っぽくなっています。特に気にしていませんでしたが、これは、このまま張り替えるとまた赤くなるので処置をしないといけないと言われました。

うーん、他の業者はそう言っていなかったけど。

また、脱衣室のドアの開きを逆にする話では、現在のドアをそのまま流用することで安く上がるかも、と言われました。現在のドアは、廊下側が木目、室内側が白無地なので、裏返すわけにはいかず、そのまま使うには蝶番の位置を変え、ドアの大きさも少々削らないといけません。が、新しいドアに付け替えるよりは安くなるそうです。

こちらのC社も、A社同様にTO社とL社、そしてP社の見積もりを作ってくれることになりました。なお、浴槽が一番大きいのはL社ですよ、という有用な情報をいただきました。

そして、A社同様、外壁塗装にも参戦するということで、最後に同じこの営業さんが外壁や屋根を現調して行かれました。屋根は、敷地が高くなっている裏のアパートの、しかも外階段に上がって写真を撮っていました。我が家の2階ベランダとそのアパートの階段下がほぼ同じ高さなので、とても良く見えるようで、たくさん写真を撮っていました。

そして、数日後に水廻りの見積もりを持って再訪されました。日程設定が早すぎて、外壁の見積もりは間に合わなかったそうです。

金額を見てちょっとびっくり。

他2社と比べて桁違いにお高い。その価格差、50万くらいでした。他の2社が150~170万くらいなのに対して、200万をゆうに超えて来ました。

よく見ると、やはり壁や床の補修にかなりお金をかけている感じでした。とは言え、簡単に比較できる浴室等、それぞれの設備の見積もりも割高でした。まぁ、そうでなければここまで差は出ませんよね。

この金額を見た段階で、このC社はないかな、と思ってしまいました。なので、「他と比べるとかなりお高いですね」と言ってみたところ、さすがにちょっと焦ったようで「もう少し検討させてください」と言って帰っていきました。こちらはまた外壁の見積もりを持ってくるので、それまでにどれだけ調整されてくるのか、期待せずに待つことにしました。

最初の見積もりが出揃ってみて

こうして3社3様の見積もりが出揃ったわけですが、出揃ったら出揃ったで結構悩んでしまいました。

B社は社長さんの話も、見積もりもしっかりしているのですが、TA社にこだわっているため、融通が効かなそうなのでネックです。ここでTO社やL社のものを扱ってくれたら、即決できそうなのに、と思いました。

A社はトータルとして悪くないのですが、営業担当のNさんがちょっと抜けていそうなのが心配です。お客さんの取り違え、します? あと、メールのやり取りをしたときに、送ってきたメールの後半に別のお客さんあての文面が残っていたりしました。やっぱり心配です。

C社は営業さんは知識等豊富な感じでしたが、いかんせん金額が…。TO社L社を使っているのにTA社オンリーのB社より数十万も高い見積もりが出てくるのはちょっと難しいです。というわけで早々に脱落です。

こうなると、どこも(というかA社とB社)一長一短で、紹介されたのが3社だけというのがちょっと残念な感じです。いや、どちらも良い点は良いのです。当初予算より低い見積もりを出してくれているし。

こんな感じで、決め手に欠ける状態で第二段階へ進んでいくのでした。

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