先日、乳ガンの治療で通っている病院にて、ようやくマイナ保険証を提示したわけですが。
その後、ふと思い立って、スマホアプリのお薬手帳(ポケットファーマシーとEPARKお薬手帳)の「マイナポータル連携」をしてみたら、「手入力しかできない!」と思っていた病院の院内処方と抗がん剤の内容がゾロゾロと取得されてびっくり。薬局配信や二次元コードがなくても、これで手入力から解放されるということですね。便利になりましたね。
二種類使っているのは、薬局によって推奨アプリが違うからなのですが、EPARKは高機能すぎて使いこなせていません。
とは言え、便利な「処方箋送信」機能は、送信先の薬局が対応していなければ使えないので仕方ありません。
本来なら、薬局は一箇所に決めて毎回そこに行くべきなんですが(最初はそう思って基本的に近所のスーパー内の薬局に行くようにしていた/買い物ついでに行けるから)、最近体力なくなっているのでどうしても病院近くの薬局のお世話になってしまいます。K医師の処方箋なんかは大量の漢方薬を出してくれたりするので、対応していない薬局だと取り寄せになったり無理だったりするし(煎じ薬は秩父の薬局から宅配便で届くのです)。
どちらにしても、最近の薬局はアプリに対応していることが多いので、お薬手帳持ち歩きが苦手な私にはとても便利な世の中になりました。
便利な機能をまとめておきます。
処方箋送信機能
中でもイチオシは「処方箋送信機能」。本当にありがたい存在です。
処方箋を受け取ったら、その場でスマホで写真を撮ってアプリ経由で薬局に送信します。そうすると、すぐにお薬を準備してくれるし、受け取れる状態になると連絡してくれるので、薬局での待ち時間がなくなります。昔はFAX使ったりしてたみたいですが、スマホひとつでできるのでお気軽ですよね。(ただし、その薬局が対応しているアプリ限定です。)
最近、抗がん剤治療の際に処方箋があるときは、地元のシャトルバス発着病院近くの薬局を利用していますが、ここは普通にその場で処方箋を出すとものすごく待つのです。でも、化学療法室に入る前に処方箋の写真を送っておけば、帰りがけに待ち時間ゼロで受け取れるのでありがたいです。ただし、待っている人たちからものすごく白い目で見られますが…。(以前に普通に待っていたら、後から入ってきて早く薬を受け取った人を見て、クレームつけていた人もいましたから。)
自動入力機能
お薬情報は基本的に「自動入力」できます。
薬局がそのアプリに対応していて、登録しておけば、内容は「自動配信」されるので何もしなくても入力されています。
そうでない場合は、もらったお薬の一覧が載った紙に二次元コードがいくつか記載されているので、それを使って入力することができます。ほぼ自動。
イマドキの薬局はほとんどどちらかに対応しているため、「お薬手帳をお持ちですか?」と聞かれたら、「アプリ使ってます」と言えば、たいてい通じます。
問題は、一番上にも書きましたが、どちらにも対応していない場合は、「手入力」をしていました。
でも、マイナ保険証があればそれも必要ないことがわかりました。
マイナ保険証と連携
私の使っているアプリ(ポケットファーマシーとEPARKお薬手帳)はどちらも「マイナ保険証との連携」機能があります。
これを使うと、マイナ保険証で情報提供を許可している医療機関で使ったお薬情報はすべて読み込むことができます。
おかげで、直近1年半くらいの情報はすべて網羅することができています。
とは言え、マイナ保険証で読み込める情報は1ヶ月単位のようで、実は今月分は読み込めていません。そこだけはちょっと残念ですね。とは言え、抗がん剤情報を手入力するのは本当に面倒なので、月が変わったら読み込んで保管していきたいと思っています。
まとめ
アプリ使用以前は、お薬手帳を持ち歩くのが苦手で、シールをもらっても無くしたり貼り忘れたりとほとんど管理できていませんでした。
アプリのおかげで、薬の使用履歴を確実に持ち歩けるようになって非常に助かっています。もっと早く使い始めればよかったと思っているくらいです。
まだまだあまり普及していないらしいお薬手帳アプリですが、とても便利なので、持病のある方などには特におすすめしておきたいと思います。
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