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立山黒部に行ってきた~その2

さて、2日目です。

この日は長野県側(扇沢)から立山黒部アルペンルートを通り抜けます。

そんな訳で、出発が午前7時! 朝食が6時10分からなので、余裕がありません。ハードスケジュールは覚悟していましたが、本当にハードでした。食事に行く前に、ほぼ荷造りを終えて、食事が済んだらすぐにチェックアウトです。

観光バスで扇沢まで向かい、いよいよアルペンルートに入ります。なお、大きな荷物はバスで預かってくれて、立山駅で合流することになっています。団体旅行ならではです。

最初は「関電トンネル電気バス」。

昔はトロリーバスだったこの区間、電気自動車が普及したことで、電気バスに切り替わったそうです。改札をして、乗り場に入ると、バスがたくさん並んでいて、どれに乗ってもいいということでしたが、個人客が優先的に乗り場に行くので、私達が行った頃には空席はなく、約15分間、立ちになりました。

この電気バスは、この台数が一斉に発車して連なって進みます。まぁ、連結していない電車のようなものですね。

中では関電トンネルの歴史を案内するアナウンスがずっと流れていて、途中の「破砕帯」の表示もアナウンスで見落とさずに済みました。

なお、この区間は乗るときも降りるときも立ち止まる余裕はまったくないので、写真は撮れてません(笑)。

そして、着いたところが、メイン観光地の一つ、黒部ダムです。

次の「黒部湖駅」まで、堰堤を歩いて15分くらいなのですが、220段の階段を昇って展望台を回るのも可、とのことでしたので、頑張って昇ってきました。

黒部ダム

やはり、この迫力の観光放水は、堰堤からではちゃんと見えませんよね。

220段昇った甲斐がありました。虹も見えました。

それにしても、この風景、写真等でお馴染みすぎて、新鮮味がないかも…。

そして、昇ったら今度は降りなければならず、人も多いので結構苦労して降りました。

その結果、時間が結構ギリギリになってしまい、堰堤の上はあまりじっくり楽しむ余裕がなかったのが残念です。せっかくの黒部ダム、もう少し時間を取ってほしかったかな。

次は黒部湖から黒部平まで、「黒部ケーブルカー」に乗ります。

ケーブルカーといえば、私達の場合、地元箱根でお馴染みですが、箱根のケーブルカーと比べて傾斜が急な上に車両が小さい! やっぱりアルプスはスケールが違います。距離はわずか0.8kmですが、標高差は373mだそうです。

今回はなんとか座れたものの、座席がすごく狭かったので、5分が長く感じました。

なんとか、黒部平駅で一瞬振り返って写真が撮れました。

黒部ケーブルカー

黒部平では、少しだけ周辺を散策する時間があり、高山植物等を見かけました。

地元では見かけない植物なので、新鮮でした。

タカネコンギク
ナナカマド

黒部平から、大きなロープウェイ(立山ロープウェイ)に乗って大観峰へ。

ロープウェイというと、やはり箱根のロープウェイのイメージがあるので、小さなゴンドラが次々やってくるのを想像してしまいますが、ここのロープウェイは、80人乗りの大きなゴンドラがおそらく2台往復しているだけのようです。

それもそのはずというか、このロープウェイは、途中に支柱が一本もないのが特徴です。なので、何台もぶら下がれないのではないかと邪推します…。

定員いっぱいのロープウェイは座席がなく全員立ち。そしてギュウギュウ…。景色は良いのですが、中から写真を撮る余裕はナシ。ものすごい角度で昇っていった先が、その名も「大観峰」です。

大観峰から見下ろすロープウェイと黒部湖

黒部湖がはるか下に見えます。

黒部湖から373m昇ったところにある黒部平との標高差、なんと488m! 

下に見える黒部湖とは861mの標高差。箱根の山がすっぽり入ってしまいます…。

なお、大観峰の標高は2,316m。高いです。

ここから今度は、日本最後のトロリーバス「立山トンネルトロリーバス」に乗ります。なお、このトロリーバスも、今年の11月で運行終了し、電気バスに変わるそうです。今は「ラストラン」ということでますます賑わっているようです。昔はあちこちで見たトロリーバスも、もう無くなってしまうんですね。

ちなみにトロリーバスとは…。

トロリーバスとはバス車両の一形式で、屋根部分に設置された集電装置を用いて、道路の上空に張られた電線から電力を取得し駆動する車両のこと。路面電車とバスの利点を併せ持つ交通機関の一種であり、排気ガスを出さず、軌道の敷設が不要といった特徴を持つ。

グーネット自動車用語集より

トロリーバスって電車の一種らしいです。電気で動くし、電線に沿ってしか動けないし。車両はバスですが…。

トロリーバスも、車両がたくさん並んでいて、どれかに乗ります。今回は無事座ることができました。電線から電気が常に供給されていているからなのか、スピードは電気バスより速かったように思いましたが、乗り心地的には特筆すべきことはなかったかな。

このアルペンルートでは、乗り換え時は常に慌ただしいので、乗り物の写真はなかなか撮れないのが残念です。特にバス類は無理でした。

ここまででまだお昼前…。

まだ先は長いので、続きはまた次回。

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