『1月のまとめ』をアップするのに思いの外時間がかかってしまったので、2月はなるべくサラッと行きたいと思います。印象に残らなかったものについてはそのように書いてしまうつもりです。
「嗤う淑女」シリーズ
ナレーター:荒巻 まりの
ヤバい悪女の話3冊。東野圭吾さんの『白夜行』の主人公にちょっと似てるかも。主人公、悪女だけど憎めない。魅力的なキャラです。3冊使っても結局捕まっていないので、続編が出たらきっと聴いてしまうでしょう。
正欲
ナレーター:岡井カツノリ、高口幸子、三木美、宮本淳、吉野貴大、小島史裕
こんなに沢山の人が朗読していたことに改めて気づいてびっくり。普通は演じ分けなので…。
閑話休題、いわゆる「特殊性癖・性的マイノリティ」の中でも特殊すぎる人たちの話でした。いわゆるLGBTの枠にハマらないほどマイナーな方々。いつの時代にもマイノリティの人たちは生きづらいでしょうが、多様性を認めるような風潮にあってもさらにマイナーで理解されない人たちの哀しさを感じました。共感はできないけれど、存在認定くらいはできる世の中であってほしい。自戒を込めて。
それにしても、やっぱり子供のYouTuberはいろんな意味で危険ですね。自分の子供が可愛いからと言って、むやみに露出させるものではないなと実感。まぁ、もうウチには小さい子はいませんが…。
リセット
ナレーター:柚木 尚子
私は観ていなかったのですが、ドラマ化されたお話です。同窓の3人の中年女性がタイムリープして高校時代に戻る話。
一度、人生の先行きが見える頃まで行ったところで記憶を持ったまま高校生に戻るので、自分の望むようにやり直すのですが、そこはやっぱり、選択が違えばうまくいく、というものでもなく…。
やり直しを始める年齢が自分よりだいぶ若いとはいえ、そこからやり直せたとしたら、という想像はしやすくて、面白かったです。最終的な帰着点も良かったし。
モノガタリ by mercari
これはポッドキャストで時々新作が追加されるのですが、メルカリ提供なだけに、「モノ」に関する短編をいろいろな方が書かれています。
長編ばかり聴いてちょっと疲れたので、今まで聴いていなかった分をまとめて聴いてみました。
ちょっとした息抜きにはいい感じの短編集(1本15分~20分くらい)なので、また新作を出して欲しいです。
カラフル
ナレーター:羽飼 まり
ちょっと毛色の変わったファンタジーでした。
生前罪を犯したために輪廻のサイクルからはずされた魂である「僕」が、天使業界の抽選に当たってサイクルに戻る権利を得た。自殺を図った少年の体に「ホームステイ」して、罪を思い出すことができたら合格、と。
最初はなんだか意味がわからなかったのですが、聴いているうちに引き込まれてしまいました。最初は狭小だった「僕」の視野が広がっていき、最終的に「カラフル」な世界になっていく、よく出来たお話でした。やさぐれた天使のキャラも、最初は「?」でしたが最終的には微笑ましく感じられました。
ウクライナから来た少女 ズラータ、16歳の日記
ナレーター:小田 果林
テレビで紹介されたらしいのですが、それは観ていなくて、ネットニュースの記事でこの方の話を読み、この本のことを知りました。なので、配信開始されてすぐに聴きました。
以前に聴いた『同士少女よ、敵を撃て』がロシアの話だったので、そちらは史実を一部元にしたフィクションとはいえ、ちょっと脳内でミックスされてしまい、激しい戦場を思い浮かべてしまったのですが、ズラータさん自身は砲撃等にはあっていないのですよね。
それでも、住んでいる街に危機が迫って疎開を余儀なくされ、たったひとりで日本にやってきた彼女の心情が詳細に綴られた日記(それも日本語で書かれているのがすごいですが)は聴き応えがありました。
ウクライナに一日も早く平和な日々がもどってくることを願って止みません。
本好きの下剋上1~17
とりあえずすぐに聴きたいものがなかったので、またまた始めてしまいました。通しで聞くのは2回めですが、本やWebで読んだ回数を加えると何回目でしょうかね? それでもまだまだ発見があって飽きませんね。
おかげで、Audible未配信の18巻以降の読書に入ってしまい、初読時ほどではないにしてもまたまた真剣に読んでしまっていろいろ滞っています。でも止められない。既刊30巻まで行ったら続きはWebかな。
小説は次巻の発売日が5月10日に決定して、ドラマCDとセットで予約もしました。今から楽しみです。
まとめ
2月は途中までハイペースで聴き飛ばしていたのですが、終わりに『本好き』を聴き始めてその後読書に移行してしまったため、実は3月に入って一冊も聴いてません(笑)。少しお休みしたら、ライブラリに放り込んである作品をまた聴いていきたいと思っています。
ここのところは知らない作家さんの作品を結構聴いていました。『本屋大賞』ノミネートだったり、レビューの星4以上のものは、あまり外れがないので楽しいです。
とりあえず、本好きが一段落したら、最後まで配信された『獣の奏者』を最初から聴くところから始めようかなと思っています。
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