3日目の朝になりました。
この日から食事が出るということで、看護師さんが朝の薬を持ってきました。前夜、未明の時間に痛み止めの点滴を入れてもらったので、飲み薬の痛み止め(ロキソニン)は出せないとのことでした。昼まで点滴を入れずにすめば、昼からは飲み薬として出るとのことです。
気づくと痛みは前日に比べるとだいぶ収まっていました。とは言え、起き上がって元気に動けるような体調ではありません。
朝食が来ましたが、まず起き上がるのに一苦労。そして、普通食が全然食べられません。ご飯と、メインのおかずと、汁物、そして冷菜と、どれも一口ずつは口にしましたが、飲み込むのが気持ち悪い。すぐに終えて、薬だけ飲みました。
横になっていると、胃液が上がってくるような感じで気持ちが悪いです。この気持ち悪さは全身麻酔の影響だそうですが、この日は1日気持ち悪くて、食事はほとんど喉を通りませんでした。まぁ、この日1日中発熱もしていたので。午後の検温では38度近く出ていました。夜には微熱に落ち着きましたが。
前日は意識していませんでしたが、若い男性の先生、若い女性の先生、執刀医の先生と、何人ものお医者さんが代わる代わる様子を見に来ていました。若い女性の先生と執刀医の先生は産婦人科ですが、男性の先生は何科だったんだろう? それでも、毎日様子を見に来てくれて話をしてくれたのはありがたかったです。
前の病院もそうですが、お医者さんは白衣を着ないし、看護師さんもそうなので、正直、先生と看護師さんとヘルパーさんの区別がつきづらいのです。
先生方や看護師さんたちの話を総合すると、食事が半分くらい食べられるようになれば、点滴が外せるとのこと。でも、少なくともこの日は全然ダメでした。
午前中の早い時間に清拭用のおしぼりが届きました。が、起き上がるのがつらくて、体を拭くどころではありません。結局、そのおしぼりは一日放置してしまいました。
午前中の女性医師の回診では、前夜スプラッターになってしまった部分がだいぶ落ち着いたということで、穴を塞ぐ処置をされました。縫わずにテープで寄せて止めるのですが、翌日確認して、きちんと止まっていないようなら一針縫います、とのことでした。
お昼前に、前日トライして失敗した「トイレまで歩いてみよう」に再挑戦しました。今度は前日と違ってふらつくこともなく歩けたので、ようやく導尿の管が抜けました。
ただ、管を抜いたら今度はトイレに行くたびに尿量をカップで測って記録し、その後看護師さんにエコーで残尿量を測ってもらう必要があるそうです。大きめの計量紙カップが大量にテーブルに置かれました。そういえば、昔帝王切開したときも、管が外れた後は蓄尿させられたっけ。どうやら、お腹の手術の後は、泌尿器に傷がついたり等の異常がないか、確認が必要なようです。
昼食は朝食同様にほぼ一口ずつしか食べられませんでしたが、ここから痛み止めの飲み薬が出たので、薬はきちんと飲みました。
午後になると夫が面会にやってきました。この日は午前中で仕事が終わったそうで、早めに来てくれました。せっかくなので、水用のペットボトルを追加してもらい、空のボトルには詰替えをしてもらいました。
胸の手術で入院したときは、この3日目にはすっかり元気になっていたので、読書したり映像を見たりできたのですが、今回はまだ起き上がるのも気合が必要な程度に弱っていました。なので、夫が来てくれて話し相手になってくれたのはありがたかったです。
夫はシャトルバスのあるうちに帰っていきましたが、その頃にはトイレに立つくらいは普通にできる程度には回復していました。痛みも、姿勢を選べばかなり落ち着いてきました。
それでも、夕食はやっぱり3割くらいしか食べられず、この日点滴を抜くことはできませんでした。
午後の検温に来た看護師さんに「明後日退院らしいですけど、本当に出られるんですかね?」と聞いてみると「ごはんが食べられれば、この管(点滴)が抜けるので、そうしたら大丈夫だと思います。明日になっても食べられなかったら…、延期もあるかもしれません。何しろご飯次第です。」と言われました。どうなんだろう?
また、トイレに行くたびに計量する件は、計量はともかく、エコーを取ってもらうためにナースコールをするのがちょっと面倒でした。コールしても忙しいのかなかなか来てくれません。一度はあまりにも来ないので、40分くらいでもう一度トイレに行き、そこで呼んで測ってもらいました。最初の何回かは意外と残っていましたが、4~5回目になると残量がほとんどなくなり、夜は呼ばなくてよいです、と言われました。本当は24時間続けないといけないらしいんですけど。
夜はなんとか野球中継を視る元気が出たのでタブレットで視聴し、ベイスターズの久々の勝利を見届けました。せっかくなのでプロ野球ニュースを見たかったのですが、眠くて耐えられずに23時前には寝てしまいました。
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