先日ツイートしましたが、映画館の前を通りかかったところ、ちょうど良い時間に、「二週間限定」という触れ込みでかかっていたので見てきました。
全国的にはずいぶん前に公開になって話題になっていたようですが、当地のシネコンでは公開されず、観るのは難しいかな?、と思っていたところ、ヒットしたということで今ごろ回ってきたようです。
少し前から予告が流れていたので多少の予備知識はありましたが、タイトルだけ聞くとこんな内容とはとても思いませんよね。
頸椎損傷でほぼ全身麻痺の大富豪と、そこに失業保険目当てで、不採用通知をもらいに介護者に応募してきたスラム育ちの黒人の若者の話。
設定だけ聞くとお涙頂戴っぽいんですが、これが全然。
黒人青年ドリスのあまりの毒舌に引きそうになりますが、本人が笑い飛ばしているのを見てこちらも爆笑、みたいな。
見る人が見たら不謹慎のカタマリみたいな映画ですが、爆笑しながらも心がほっこりと温まるような不思議な感動を覚えました。
全身麻痺なのに、フィリップがちっとも「可哀想な人」に見えないのがすごいです。これも二人の絆ゆえ? 主演のお二人の熱演に引き込まれました。
フランス映画は久々でしたが、フランス語がほとんどわからないので、できれば吹替えで見たかったかな。
あ、一つだけ(じゃないけど)気になったこと。
あのオペラ座のシーン。
ドリスの反応が予想通り過ぎでしたが、もしも自分があの劇場にいたらイヤだなぁ。結局どうなったんだろ? やっぱり追い出されたのかな?
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