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「プロジェクト・ヘイル・メアリー」(映画+Audible)感想

久々に映画館で鑑賞した「プロジェクト・ヘイル・メアリー」。面白かったのでそのままAudibleで原作を聴きました。さらに面白かったので、簡単に感想など。

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あらすじ

未知の原因によって太陽エネルギーが奪われ、数十年後に地球は氷河期に突入する。原因解明に向けて宇宙に送り込まれたグレースは、科学の知識だけを武器に80億人の命をかけた人類最後の賭けに挑むが、この危機を救おうとする小さな相棒と出会い、共に愛する故郷を救うため宇宙の超難題に挑む。

~上記公式サイトより

映画感想

ほぼ予備知識無しで観に行きました。あ、劇場の予告編くらいは見たかな。でも、ほとんど何も知りませんでした。

なお、「ヘイル・メアリー(Hail Mary)」は「アヴェ・マリア」と同じで聖母マリアを称える言葉ですが、アメフト用語で、終了間際に成功率は極めて低いけれど、起死回生を狙ったロングパスを放つことだそうで。話の内容を知った後では、言いえて妙だなと思う次第です。

宇宙に一人取り残された状況と、地上にいてプロジェクトが進行していた過去の記憶のフラッシュバックとが交互に映ります。

宇宙飛行士としての訓練も何も受けていない(らしい)グレースが、たった一人で絶望的な状況に陥っている中、他の星から同じ目的でやってきた異星人と出会い、試行錯誤の上にコミュニケーションを深めていき、いろいろな困難を二人で乗り越えていくわけですが…。

正直、科学的な部分については疑問だらけ(ウラシマ効果はどうなってる?とか)なものの、話の持って行き方が上手なのか、約3時間、すっかり没入してしまいました。

これは、宇宙戦艦ヤマトですね。ただ、片道飛行の特攻任務だけど。遠い星に行って、地球を救うための「何か」を受け取って地球に返す、という。戦闘シーンも敵もいないけど。(一応、微生物が「敵」ということになっている)

異星人のロッキーは、見た目はグロテスクなのにかわいい。二人の絆が育まれていく様子になんとも惹きつけられました。

もちろん、宇宙空間を描いた画作りの方も、さすが、という感じでした。こういう壮大な物語は映画館で観る価値がありますね。

終わり方もとても綺麗だったし、足を運んでよかったと思いました。

Audible感想

映画が面白かったので、原作に当たりたいと思い、ここはまずAudible、と思ったら、ちゃんとありました。聴き放題会員なので、追加料金なしなのはありがたいです。

朗読は井上悟さん。映画の吹替版にもご出演されています。この朗読が本当に素晴らしい。

話の大筋は映画でわかっているので、細かい部分の答え合わせのようなつもりで聴き始めました。

でも、そんな姿勢は失礼でしたね。

映画で疑問だらけだった科学的な疑問はほぼ解決しました。こんな設定、よく考えつきますよね。すごいです。すごいだけじゃなくて面白い。

とは言え、一般相対論くらいまでならともかく、量子論とかは難しくてついていけないのですが…。そんな部分は聴き飛ばしても特に問題はないのですが、朗読のうまさも相まってとてもおもしろい。

映画で疑問に思っていた「ウラシマ効果」ですが、私はこの辺り誤解していました。

11光年離れた場所に亜光速で移動したら、船の中で十数年が経過し、地球ではその間何十年もかかるのかと思っていたのです。が、そうではなくて、地球から見て十数年が経過して、その間船の中は時間の経過が遅くなり、中の人の実感としては数年でたどり着く、というわけですね。

もちろん、数年間超高速で移動しつづけて、その間全自動ロボットが故障もなく動き続けるとか、食料がダメにならないとか、そこはご都合主義だけれど。

ロッキーとのコミュニケーションや、地上のプロジェクトの進行具合等、映画ではかなり思い切って端折られていた部分が丁寧に描写されていて、でも面白さはそれ以上で、とても聴き応えがありました。

ラストシーンは、映画とは違った表現になっていましたが、個人的には本のラストのほうが好きですね。

全部聴いてみて、いや、映画は頑張ったな、と思いました。同時に、順番として、先に映画を見て良かったな、とも。

著者のアンディ・ウィアーは他にも面白いSFを書いているようなので、時間が取れたら他の作品も読んでみようと思います。

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