最初の診察を終えて、自宅療養は2週目に入りました。
この頃には、傷の痛みはほとんどなくなっており、うっかりくしゃみをしても大丈夫になっていました。
それでも、完全に痛み止めが切れるとなんとなくシクシク痛むので、1日1回くらいはロキソニンを飲んでいました。
まだ洗濯物を運ぶのは息子にお願いしていましたが、少しずつ掃除や洗い物等の家事も始めました。洗濯物をはじめ、重いものはまだ怖いので持てません。
自転車に乗れるようになったので、買い物ができるようになりました。それでも、米や飲料等の重いものはパスです。その辺はネットスーパー頼りになりました。少し前はネットスーパーではいつも米が品切れで買えませんでしたが、とりあえず在庫があるようになっていたので助かっています。
リンパ浮腫予防の為に運動をしないと、とは思っているのですが、まだ術後10日すぎ、ということであまり無理はできません。診察してくださった先生は「特に運動に制限はありません」と仰っていたのですが、ChatGPTに尋ねると「術後4週間くらいは、骨盤内が落ちつかないので無理はしない方が良い」とのこと。とりあえず、4週間すぎるまではスポーツクラブは休むことにしました。
そんな感じで徐々に、動く範囲を増やしていき、順調に回復している…、と思っていたら、退院後3週目に入って突然、大量のおりものが出るようになりました。
割りとサラサラとした水のようなおりものなのですが、多少色がついているので血が混じっているのかもしれません。それこそ、生理のときのように「何か出てきてる」という感覚がはっきりあるし、量的にも、最初は尿もれかと思ったくらい。匂いが違うし、感覚も違うのでそこは明らかです。それでも、尿もれパッドを日に何回も取り替えないといけないくらいの量が出ます。
私としては、子宮と卵巣を摘出したのだから、もうおりもの等というものとは無縁の生活になれると思っていたのに、予想外です。
調べてみると、子宮摘出後のおりものというのはそれほど珍しくはないようですね。つまり、膣壁から(もしくは断端から)の分泌ということなのでしょうが、それがびっくりするような量で、結構焦りました。
受診も考えたのですが、その週のうちに診察の予定が入っているので、そこまで様子を観ることにしました。
とりあえず、おりもの以外の異変などは特になかったので、様子を見ながら日を過ごしました。
そして診察当日。
指定の時間が珍しく朝早かったので、またもやバス→電車→D棟入口行きバス、という感じで病院に向かいました。予約の30分くらい前に着いたのですが、なんと着いて10分くらいで呼ばれました。
先生から「体調はいかがですか?」と聞かれたので「体調は悪くないですが、おりものがすごいです」と言ったら、早速内診になりました。
その際に腎臓のエコーも診てもらいましたが、特に問題はなかったようです。内診の際も「これは確かに」みたいにおっしゃっていましたが、特に心配はないそうです。
内診の後、先日の手術の病理検査の結果を聞きました。ステージはIb(多少、子宮壁への浸潤があったそうです)で、グレードは2、ただ、追加治療の必要はなく、これで終了とのことです。
抗がん剤をしなくていいことにホッとしました。
なお、おりものがかなり出ているので、入浴はこれが収まるまで禁止だそうです…。あまりにも続くようならまた受診してくださいとのこと。次は2ヶ月後になりました。
結局、会計もすぐ終わり、帰りは久々に無料のシャトルバスに乗りました。予約していた時刻にはもうシャトルバスに乗っていました。
とりあえず、子宮がんの治療は早々と終わりました。考えてみたら、初診からまだ2ヶ月です。乳がんの長い治療期間と比べると(それでもホルモン受容体+の人と比べると短いですが)、本当にあっという間で、あれあれ、という感じです。
今後はまた、乳がん同様に経過観察期間が続きます。もう少ししたらスポクラも復帰できるでしょう。早く完全回復したい!
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