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声楽レッスンに復帰しました

昨年の9月末にあった発表会を最後にお休みしていた声楽レッスンに、ようやく復帰しました。13ヶ月半ぶりです。

最初は、どのくらい声が出るのか、歌えるかを確かめたいので、イタリア歌曲の楽譜だけ持ってきてください、と言われていました。

発声練習も、以前はまずハミングからだったのが、ロングトーン多めの音出しからはじめました。

どうやら、響きがだいぶ下がってしまったようです。

先生曰く「声が太くなりましたね」だそうで。声帯は健康らしいのですが。

ソプラノ止めたらこのままでも良いのでしょうかね? でも、まだソプラノの曲に未練はたっぷりあるので、また、響きを上げるための悪あがきをすることになりそうです。

下の響きをつけないように、上澄みだけで、軽く、軽く声を出していく練習を繰り返しました。

つまり、お休み前はかなり良い方向になっていたんですね。

確かに、以前、それも先生についた頃なので10年前後前は、下に落ちてしまう響きを上げるために、軽く、軽くと意識して声を出すように指導されていました。この頃は、薄っぺらで平べったくて、全然美しくない声が嫌だったのですが、そこを乗り越えて響きが落ちてしまうクセを抜かないことには、先に進めなかったのです。

1年のお休みで10年近く後戻りしてしまったというわけですね。

まぁ、仕方ない。

過ぎたことを振り返ってもしょうがないので、またのんびりとリハビリしていくしかありません。とはいえ、10年の後戻りか…。年齢を考えると、結構キツイものがありますね。

ウォーミングアップの後にスタッカートで跳躍音程の発声もしていきましたが、High-Cがやっとやっとという感じで、最高音も落ちているような感じでした。

コロラトゥーラはもう無理かもしれませんね。それならそれで、歌える曲を歌っていくしかないのですが…。

発声の後、イタリア歌曲の、「Caro mio ben」を歌いました。私は高声用の楽譜を持っていったのですが、先生は「僕は中声用で弾くのでそれで歌って」ということで、たぶん中声用の調性でした。私には絶対音感がないので問題ありません。

こういったテンポのゆっくりな曲で、音程が上がるときの体の準備や、下がる時に不用意に響きを落とさないよう細心の注意を払う、といった辺りを確認しながら歌っていくことになります。

「Caro mio ben」の後には「Lascia ch’io pianga」を歌いましたが、音域的にも譜面的にも難しいことは何もないのに、結構たいへんでした。Lascia~を通して歌ったときは、譜面通りで装飾等一切なかったにも関わらず、最後は声が無くなってしまったくらいで。

やはり1年のブランクは大きいですね。

少しの間はイタリア歌曲のこういったゆっくりした曲を歌っていき、次は速いパッセージの曲、と、少しずつ体を慣らしていくそうです。

今のところ、特に歌ってみたい曲もないので、しばらくはリハビリに励みたいと思います。

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