約6ヶ月続いた抗がん剤治療、ようやく最終回です。
それほど副作用に苦しんだ、というわけではありませんが、やっぱり長い6ヶ月でした。とりあえず、この日を最後にわざわざ体に毒を入れることがなくなると思うとホッとします。
いつものようにシャトルバスに乗り、いつものような時間に採血へ。
この日は前週と違って採血室の流れがスムーズで、待ち人数も少なかったので、すぐに順番が回ってきました。前週より10分遅いバスで行ったのに、採血終了は20分くらい早かったです。
とは言え、診察の順番が早く回ってくるかどうかはまた別の話で、結局採血終了から1時間くらい待ってようやく診察室へ。
これで化学療法が最後ということで、次回の術前検査以降のスケジュールを再度確認。次週に術前検査、その次の週に結果を踏まえて最終確認と説明、その後麻酔科と面談して、翌週入院、手術となります。
そして、血液検査の結果は、前回からほぼ横ばい…。というか、肝機能腎機能はほぼ前回と変わらず、血球数やたんばく質関連の値等は微減。ヘモグロビンはついに10.1。でも、抗がん剤投与に問題はないので無事、本日最終回となります。
化学療法室のブース、今回はまた窓際。最後に見晴らしの良い席で嬉しいです。
今回のお供も前回と同じで、「准教授・高槻彰良の推察」シリーズ。なお、読書ではなくてAudible版です。
前回、「最後まで聴き終えたらもう一度聴きたい」と書いた通り、リピート中です。さすがに2周目が終わったら他の作品に移る予定です。聴きたい作品が溜まってきましたし。
とは言え、かなりハマってしまったので、今コミックス版を買おうか、はたまた出たばかりの最新刊を読んでしまおうかとちょっと迷っているところ…。入院中のお供に買ってしまおうかな。あ、その前に「薬屋のひとりごと」を読了せねば…。
今回は最後なのでルートを取るときも、「どこかしら取れればいいよね」くらいな感じで気楽に構えていて、なので例の採血に使う肘の内側でOKと思い、そこから取ったところ、落ちがやけに悪い…。おまけにずっとチクチクチクチク痛む。漏れてる感じはないけれどなんとなく痛いし落ちるペースが全然上がらないということで、別のルートを探すことに。
結局、前回とほぼ同じ、もう少しだけ手首寄り、小指側の血管から割とあっさり取れたのですが…。
点滴を始めてしまってから替えることになったからなのか、先に刺した針はそのままにして(点滴は止めた)、新しい針を刺して確認している最中、先に刺していたほうが俄然痛くなってきて、もう「とにかく早く抜いてほしい」という感じになり、ジリジリしてしまいました。
管を新しい方に付け替えて、ようやく先の針を抜いてもらったのですが、抜いた後も結構痛みが残って、最後までルート取りには苦労したという話でした。
何はともあれこれで最後なので、もう大丈夫でしょ、と思っていたら、「まだ入院したら点滴ありますよ」と言われてちょっとげんなり。とは言え、手術前後からは右手は使えなくなると言う話だし(摘出するのは右胸)、次は左でしょう。左はまだ取りやすいだろうと思いたいです。
ルート取りは苦労したけれど、落ち始めたら点滴そのものは順調で、今回は多少腕の位置を変えても落ちが悪くなることはなくて、途中話を聞きに来る人もいなかったので、先週同様、Audibleを聴きつつ、少しウトウトしたりしているうちに、3本終わってしまいました。
今回で最後ということで、預けていた保冷剤を返してもらい、ケモ室を後にしました。ケモ室のみなさんとはこれでお別れです。本当にお世話になりました、という気持ちで一人ひとりに挨拶しました。
この病院は贈り物の類が一切禁止なのですが、やはり半年お世話になったことを思うと、菓子折りの一つくらい差し入れたいという気持ちになります。まぁ、差し入れても辞退されるだけとわかっているのでしませんが…。
この日も迎えに来た夫と一緒に外で昼食をとって帰りました。
さぁ、次は手術です。
でも、その前に頑張って体を少しでも回復させなければ…。自覚している副作用こそ手足のしびれ程度ですが、血液の状態はどん底、という感じですからね。鉄分とって貧血解消しなくては。
あと、髪はいつ頃から生えてくるんだろう?
コメント