声楽のレッスンに行ってきました。
ヘンデルのアリアについて
先日購入したヘンデルの楽譜を持って行って、先生と秋のコンサートの曲について相談しました。
すると、先生曰く、ヘンデルのアリアは古楽のチューニングで演奏されることが多く、この楽譜通りだと本来の音より高くなりますよ、とのこと。
ヘンデルのアリア集は原調譜なのですが、Youtube等で演奏動画を見てみると、ほとんどの場合、この楽譜よりも半音低く演奏されています。ごくたまに、ピアノ伴奏の動画だけはこの楽譜通りで、その点が不思議だったのですが、そういうカラクリだったのですね。
そういえば、半音低かったのは弦楽の伴奏のものがほとんどでした。オペラの中で歌われている動画も多かったですし。
とは言え、ピアノ伴奏で歌うなら音が少々高くてもこの楽譜のまま歌うのが現実的なので、それを踏まえて選ぶといいですよ、とのことでした。
先生のおすすめは「ジュリオ・チェーザレ(ジュリアス・シーザー)」のクレオパトラのアリア「V’adoro,pupille(麗しき瞳よ)」だそうです。楽譜は短めですが、古楽なのでまともに歌うと長くなります。とりあえず、「Ah, mio cor」とどちらがいいか検討してから決めようと思います。
「V’adoro,pupille」はこんな曲です。ナタリー・デセイでどうぞ。
新曲に入りました
レッスンの方は今度こそ新曲に入りました。ドナウディ作曲の「Freschi luoghi, prati aulenti(新鮮な土地、芳しい野よ)」です。
ご存知ない方の方が多いと思いますので参考動画です。
特に高音はありませんが、細かい動きや跳躍の多い楽譜です。
頂点の音は押し上げるのではなく上から取る、とか、下降音階で墜落しないとか、まぁ注意することは今までと変わりません。
最近こういう軽い曲をほとんどやっていなかったので、いろいろと新鮮です。とは言え、すぐに終わってしまいそうなので、次の候補曲を早めに用意しなくては…。
しばらくはドナウディを続けたいと思っています。
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