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舞台に上がるならきちんとメイクアップしてほしい

最近、少し立て続けに声楽の発表会やら、プロも含めてのコンサートやらに行ってきました。そこで、「ナチュラルメイク」が気になってしまったので書かせていただきます。

なお、以下は私自身の個人的見解です。異論反論も歓迎です。

ひと月前くらいに、自分の発表会のあと、友人が出る発表会に行った記事にも書いたのですが、そこの生徒さんたちは合唱団員の方が多いせいなのか、基本的にほぼナチュラルメイクばかりでした。まぁ、その時は、みんなドレスも地味だったので、「ステージに上がるにしては地味だなぁ」くらいにしか思わなかったのです。

その後、オペラを本格的にやっている方々のコンサート(アマチュア中心)、それからプロの方々のコンサートと続けざまに行ったところ、どちらもスキのないスタイルでした。衣装もそれなりに見栄えのするもの、靴もハイヒール、そして、しっかりした舞台メイク(ヘアスタイルも含む)です。

ところが、今回行った声楽教室の発表会では、きちんとした人もいる中、ドレスやアクセサリーが豪華なのに、髪がボサボサでナチュラルメイクだったり、靴が舟底だったりする人がいたのです。

正直残念です。それだけで、いくら演奏が良くても、私にとっては印象が何割かマイナスになってしまうのです。

私自身は社交ダンス出身なので、当然、舞台に上がるからには頭の先から爪先まで、きちんとドレスアップするものだと思っています。メイクも含むドレスアップは、ステージに上るための武装なのです。ここで、普段着の自分とは違う自分になるための、必要な儀式のようなものですね。

特に、メイクは大事です。少なくとも、眉をきちんと描いてアイラインを引き、付けまつ毛または濃いマスカラをしないと、顔の輪郭がわかりません。口紅もはっきりした色のものを引きます。もちろん、可能ならノーズシャドウやアイシャドウにハイライトも入れてほしいです。ナチュラルメイクはスッピンと変わらないのです。舞台に上がってライトを浴びると、ノーメイクにしか見えません。

髪も、いかにも普段どおり、というのは、元々が綺麗にまとまっている人ならともかく、まとまりのない人は、整髪料を使うとか、一部を縛るか髪留めを使うとか、少なくとも髪飾りを着けるくらいはして、普段とは違う感じを出してほしいものです。というか、ドレスに負けない髪型にして欲しいですよね。

とは言え、やったことのない人に自分で舞台メイクをしろ、というのが無理なんですけどね。

私はダンス教師時代、パーティーでデモンストレーションをする生徒さん達には全員自分でメイクしてあげていました。たぶん、社交ダンスの先生はみんなしているんじゃないかな。少なくとも、サークルとかではなく、教室のダンスパーティーでデモをする生徒さんが、ナチュラルメイクで出てくるなんてことはあり得ませんでしたし。

もちろん、競技会に出る人たちは自分でしていましたが、ナチュラルメイクの人なんていません。顔がボケますからね。

そう考えると、ドレスを着てステージに上るのに、きちんと舞台メイクしない人がいる声楽発表会って特殊なのかな。いや、声楽に限らず、ピアノとかでもいそうかな。

日本人は奥ゆかしいので、派手なメイクってしづらいとは思いますが、基本的に凹凸も少ない方が多いので、きちんとメイクしないと舞台で映えません。難しかったら、先生に教わったらいいんじゃないでしょうか。あ、男性の先生しかいないとそれも難しいですが…。

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