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発表会まで1ヶ月と少し。鋭意暗譜中

声楽のレッスンに行ってきました。

今回は二重唱は無し。ソロ曲のみでした。

曲は、ドニゼッティ作曲「ドン・パスクワーレ」より「Quel guardo il cavaliere(あの目に騎士は)」。約6分、なかなかの大曲です。

最近はヨガをやっているので、多少腹筋が鍛えられてきたのか、発声の時に呼吸、お腹の動きを意識することができるようになってきました。

やはり、普段から時間をかけて歌の練習をするというのはなかなか難しいので、呼吸を意識する機会を増やすだけでも違うのだなと実感します。

発表会まで2ヶ月を切り、完全暗譜までは行かなくても、メロディー・リズムがほぼ入った状態でレッスンを受けられるようになってきました。

早口言葉のようなパートも、なんとか口が回るようになってきて、不安要素も減ってきました。

ここからは不安な部分を一つずつつぶしていき、注意を受ける箇所を重点的に反復練習することで、大曲であっても歌い切れるという自信になることを前回の発表会で学習しました。

この段階まで来ると、隙間時間に、歌詞も含めてうろ覚えだったり不安だったりするパーツを無理やり思い出したりすることで、記憶が定着していきます。最低でも「うろ覚え」まで持ってきていないとできないのですが、さすがに1ヶ月前なので。

無理やり思い出すのは、頭に浮かぶ楽譜の画像(フォトメモリーですね)だったり、口やノドの動きだったりを使うわけですが、それでもどうしても出てこない部分は、そこで初めて楽譜を確認します。

時には、覚えた内容と実際の楽譜を突き合わせて、間違って記憶した部分を修正します。(思い込みで間違えていることも良くあるので。)

こうやって隙間時間を使って暗譜を固めていくと、本番で急に飛ぶことがほぼなくなります。

若いころは記憶力に絶対の自信があったので、ここまでしなくても良かったし、そのせいでガッツリ定着させることをせずに来たのですが、さすがに年には勝てません。ここ数年は、怖気づくくらいの大曲に挑戦することで、逆に気合を入れて暗譜できるようになりました。

今回、というか、毎回注意されるけれどなかなか身につかないのが、

  • 跳躍音程で上がる時に準備を早く
  • 下降音階で支えをなくさない
  • 音域の低い箇所で鳴らそうとしない
  • 符点つきのところで跳ねない
  • 波形の音形のとき、上がる時に抜かない(ついついきちんと鳴らさず抜いてしまうのです)

等々。

もう少し暗譜が進んだら、隙間時間で反芻するときに注意する箇所を頭に刻んでいこうと思います。

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