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METライブビューイング「ナクソス島のアリアドネ」感想

もう先週のことになってしまいましたが、タイトルの「ナクソス島のアリアドネ」を見てきました。

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あらすじ

18世紀前半のウィーン。ある貴族の館。これから上演されるオペラ《ナクソス島のアリアドネ》を監督している音楽教師は、パトロンである当主から真面目すぎるオペラに息抜きを入れるよう命じられる。プリマドンナやツェルビネッタら出演者は不満を漏らし、作曲家は絶望するが、パトロンには逆らえない。 オペラが始まる。恋人に棄てられ、ナクソス島に置き去りにされたアリアドネを喜劇役者たちが慰めるが、美しい若者バッカスが現れ…。

上記公式サイトより

感想

このオペラ、タイトルだけは知っていたし、有名なアリアも一応あるのだけど、内容は最近まで全然知りませんでした。

まぁ、私はオペラ半初心者で、有名どころ以外はほとんど知りませんし、メロディーのわかりづらいシュトラウスは結構苦手なんです。「ばらの騎士」も有名ですが、何度見ても曲とか殆ど覚えられませんし。

そしてこのオペラ。すごいですよね、「プロローグ」と「本編」の計2幕なんですが、プロローグは楽屋ネタで、興行主の「「オペラなんてつまんないからコメディも一緒にやっちゃって」という無茶振りを嘆く若い作曲家さんや役者さんたちが中心の幕。そしてそのオペラ本編は、その無茶振り通りにシリアスなオペラに喜劇を混ぜ込んだもの。

本編の方の、しごく真面目に孤島に残された境遇を嘆くアリアドネに、喜劇役者たちが入れ代わり立ち代わり絡んでいくのだけど、アリアドネは自分の世界から絶対に出ない。最終的にはバッカスという「ヒーロー」が現れて、アリアドネを救い出す(のか?)のだけど。

「オペラなんてつまんない」という自虐ネタをオペラに入れてくるのが面白いんですかね。よくわかりませんが。そして、シリアスなオペラと喜劇の融合っていうのも、シリアスな方がシリアスなほど、落差が面白いなと、こちらは素直に思いました。

演出はわかりやすくて、オケは言うまでもなく、歌手の皆さんもすばらしく、楽しい舞台でした。相変わらず、シュトラウスの音楽はよくわかりませんでしたが。

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