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響きを切らない!

声楽のレッスンに行ってきました。

今回は、本来私のレッスンではないのですが、夫が仕事の関係で行けそうになかったので、先生から「なら代わりに来なさい」と言われて代理受講したのでした。

前回のレッスンから一週間しか経っていないのと、前回、なんとなく先生の求めていたポジションと自分の歌いやすいポジションが一致したせいか、今回は割合良い感じだったようです。

ただ、発声で、「ドレドレドレドレド~」のロングトーンのとき、低い音のときは良いのですが、だんだん高くなってくると、「ド」と「レ」でポジションが変わってしまう悪い癖が頻発。

「絶対に同じ場所で声を出さないといけない。なぜなら、声は鳴り出すまで(響きがつくまで)に時間がかかるから、一音ごとに作り直していたら全然響かないんだよ。ずっと同じ音のつもりで出し続けないと」

という訳で、言われていることは相変わらずです。

コンコーネ24番。

この曲、最初はディナーミックが、と言われていたと思うのですが、今回はもう、「全部フォルテでいいから、とにかく発声注意して。浅くならないように、ブチブチ音が切れないように」とのこと。

で、部屋の端のほうから、広いほうに向かって歌い、自分の体周りではなくて、向こうの壁から返ってくる残響を聞いて歌うように、とのことでした。

そう言えば、この部屋ってすごく響きが良いはずなのに、最近は自分の声が響いてる、って実感がなかったなぁ…。

そんなんで、とにかく響きが絶対に切れないように、休符のときにも、ブチッとなくならないように、を注意しながら歌い、ようやくこの曲終了。

次回は25番。ようやく、初めての領域に突入です。

曲は「Son tutta duolo」の2回目。

この曲も言われることは同じ。とにかく音を、響きを切らさないように。

歩き方で言うと、行進ではなくて擦り足のように音をつなげて歌う。

そんな感じで歌っていたら、今回は全体に良い響きで歌えたような気がします。先生も珍しく「今回は良かったんじゃない?」とおっしゃってたし。

私としては、先週来、無理にポジションを高く保とうとしなくて良くなったのが、格段にラクになった要因だと思います。本来ラクに歌えるポジションで響きのことだけを考えれば良いので。

以前はこのポジションで歌うと「落ちてる!」と怒られていたのでね。まぁ、以前はこのポジションでは響きもつかず、抑えつけたような歌い方になっていたようなので、自分の感覚では同じでも、聞こえ方は違うということなんでしょう。

次回はこの曲を暗譜で。暗譜と言っても、完全暗譜である必要はないそうです。ただ、楽譜にかじりつかなくても良い程度に、という感じでしょうか。

あと、これからガラコンサートに向けてミュージカルの曲をレッスンするのですが、英語を歌うとどうしても響きが浅くなるので、イタリア語の曲も同時並行でガッツリやりましょう、とのこと。

そんなわけで、次回からはさらにドナウディの「O del mio amato ben」をやるそうです。なんか、大変…。

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