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歌劇「フィガロの結婚」

早速「書きたくて書きたくて…」だったこと。第一弾。

先週の土曜日(19日)、待ちに待った、過激、もとい歌劇「フィガロの結婚」を観てきた。最近、地元の文化会館では、年に2回ずつ外国のオペラ劇場引越公演を呼んでくれている。最初が昨年1月のポーランド国立歌劇場「トゥーランドット」で、なんとエヴァ・マルトンがタイトルロールをやるという奢った公演! 内容は、外国オペラ初体験で、よくわかんない私でも圧倒されっぱなしのスゴイものだった。

結局、オペラ好きの夫はこれに味を占めて、昨年の6月はチェコ・ブルノ歌劇場の「アイーダ」、今年1月は、ハンガリー国立オペレッタ劇場の「メリー・ウィドウ」ときて、今回のイタリアはスポレート歌劇場の「フィガロの結婚」となった。

今回は夫が仕事で遅れてくることが決まっていて、ちょっとそれが引っかかっていたのだけど、最前列、オーケストラピットを覗き込めるような位置だったので、それがちょっとワクワク。あと、東京以外では当地だけ歌う、というカルメラ・レミージョも楽しみだった。

先に子供を託児に預け(実は子供は子供でこの託児が楽しみで、指折り数えていたくらい)、パンフレットを買って会場へ。

ところが、開演前にちょっとしたアクシデント。オーケストラがスタンバイし「まもなく開演します」のブザーが鳴った後に「東海道線が止まっているので、遅れてくるお客さんを待って開演します。」というアナウンス。

なかなか始まらないのできょとんとしているオーケストラの面々。すると、最前列中央あたりに座っていたお客さんが、何やら外国語で説明を始める。「すごいなぁ、イタリア語しゃべれる人いるのかぁ」と思ってよく聞いてみると英語だった…。隣に座っていたご夫婦も同じことを考えていたらしく「さすがに最前列に座っている人はイタリア語ペラペラなのかと思ったら、英語じゃない」なーんて二人で話している。

それにしても、不思議そうな顔をしていたオーケストラメンバー。「電車が遅れたぐらいでなんで?」と思っていたのか、それとも「日本でも電車が遅れることはあるのか」と思っていたのか…?

結局15分遅れでスタート。結局夫は1幕に間に合わなかった。自分はステージに向かって左端に近い方だったので、序曲ではちょっとティンパニの音が強すぎて先が心配になったが、舞台が始まると他の歌劇場と同じように、オーケストラはすっかりBGMに徹して全く危なげなく、歌も安心して聴いていられた。

破綻なく1幕が終わると、後ろのほうからゾロゾロと人がおりてくる。どうやら「結局間に合わなかった」人たちが大勢後ろで観ていたらしい。その中に夫もいて、第2幕から参加。

そして、第2幕にはカルメラ・レミージョ登場。美人! 歌の方も「さすが」という感じだった。まぁ、そういう目で見るからかもしれないけど。

そんなこんなで、2幕の後の休憩を挟んで、十分に堪能させていただいた。私自身はまだまだオペラ初心者に近いので、出来の善し悪しは正直よくわからないのだけど、とても面白かったし、楽しめた。特に、今回は私たちの目の前で何度もソリストが歌ってくれたのはラッキーだった。

次回は来年1月の「こうもり」。今からもう楽しみだ。

この記事への過去のコメント

オペラ、なかなか見に行けないです。今まで見たことがあるといえば、2回ともウィーンですが、メリーウィドウと何だっけ(^^ゞイタリアのものでした。。フィガロは序曲にすら縁がなく、予算も許さず、見に行けないのが現状です。こうもり、弾いた事があります。楽しかった。おちゃらけているのは気楽でいいです(*^_^*)脈絡のない文で失礼しましたー。

ちょくちょく見に来ます。ではー!

Posted-by きーちゃん :2004年6月27日 23:10

コメントありがとうございます~。
オペラは高いですよね。
東京だと、選択肢多すぎて逆に行きづらいかな?
うちは、とりあえず年2回来るので、それだけは行ってみよう、って感じです。
「こうもり」面白いらしいですね。まずは「予習」からかな。

Posted-by かれん :2004年6月28日 09:29

コメント

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