細かいこと、その2、半角と全角の対応です。
本来、Web上では半角カナはご法度、というのがずっと常識でした。
web上では日本語の文字は全角で、英数字は半角で、と、ネット黎明期にはかなりうるさく言われていたように思います。何でも、半角カナをネット上に流すと他のデータを壊すことがあるとかないとか。
※少し調べてみましたが、元々web上というよりメールの話だったようです。どうも混乱していますが、個人的に半角カナという存在が嫌いなので思い込みが強まっていたのかもしれません…。が、データが壊れる(文字化けする)ことがあるのは本当みたいです。
とにかく、基本的に半角カナは使わないのがマナーだったのです。
ところが、それがi-modeの登場で根底から覆ってしまいました。
なんと、i-modeをはじめとする携帯サイトは、『半角カナ推奨』だったのです。
おそらく、小さい画面では少しでも狭い幅で文字数を稼ぎたいということだったのでしょう。i-modeが始まったころは特に、まだまだ画面の解像度も低く、一画面の文字数は今よりさらに少ない状態でしたし。
で、実際に携帯用ブラウザで確認すると、やはり全角文字ではすぐに一行からはみ出してしまい、行数が増えて見づらくなってしまいます。
でも、元のデータはPCと共通なのでいじりたくありません。
そこで、プラグインの登場です。
こちらのプラグインを導入しますと、元データはそのままで、出力時に指定した文字種の全角半角を指定した方に揃えてくれます。
使い方は簡単で、指定したい部分のMTタグにモディファイアを加えるだけ。例えばエントリー本文にある全角の数字、英字、カタカナを半角にしたいなら、
<$mt:EntryBody conv_hz=”nlk”$>
のように書きます。
今回は携帯サイト用に、カタカナおよび英数字を半角に指定しましたが、逆にPC用にはカタカナを全角に、英数字を半角に指定しておきたいものです。
というのは、個人的に全角の英数字が許せないのと、やはり半角カタカナは嫌いなので、サイト内のこの部分は絶対に統一したいのです。
が、入力側にそれを求めるのは結構無理があって、自分自身は自分のルールに従うとしても、複数で管理する際にはやっぱり無理があります。何度お願いしても、全角英数字はもちろん、半角カナもなくならないのです。(ひょっとしたら、中には全角英数字や半角カナがお好きな方もいらっしゃるのかもしれません。)
だったら、お願いするより強制的に変換してしまった方がお互いにストレスが無いな、と。
いつものことながら、壱さんにはかゆい所に手が届くプラグインを作っていただき、本当に感謝しています。