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完全奏効!退院後初の外来~乳ガン治療記57

退院した翌々週、月曜日から仕事に復帰し、翌火曜日(退院から10日後、手術から約2週間後)には外来診療がありました。

予約時間がそこそこ遅かったし、診察の進み具合を示すボードを見ても順番はまだかかりそうだったので、ゆっくりAudibleを聴いていたら、一瞬呼ばれたのに気づけず、先生をお待たせしてしまいました。やっぱり、待合室では耳を塞ぐのはまずいですね。次回からはやめておきましょう。

最初に、手術で摘出した部分の写真を見ながら、病理検査の結果を知らされました。

術前検査では各種画像検査を見ても腫瘍は消えていたので、元々腫瘍のあった部分とセンチネルリンパ節を摘出、リンパ節転移が認められなかったため郭清はしなかった、と手術直後に聞いた話を改めてされました。

そして、摘出したものを輪切りにして病理検査したところ、生きたガン細胞は一切なくなっており、断端も陰性で「完全奏効です。」と言っていただきました。

この言葉が聞けたことで、半年間、抗がん剤治療に耐えた甲斐があったと喜びがじんわりと湧いてきました。

一般的に予後が良くないとされるトリプルネガティブ乳がんですが、術前化学療法で完全奏効が得られた場合はその限りではない、というか、再発の危険がかなり減るんですよね。それを知っていたので、本当にホッとしました。

部分切除だったため、この後は放射線治療が待っています。放射線科に紹介して予約を取ります、ということでした。

また、患部を確認したところ、浸出液がかなり溜まっているということで、それを抜く処置をしていただきました。

かなり太い注射器を出されたのでビビりましたが、「痛そうに見えますけど、痛くないんですよ」とのこと。実際には大して痛くなくても「痛いですよ」と脅されることが多かったので、痛くないと言われたらきっとそうなんだろうと思いつつも、目を逸らしていたら、本当にいつ刺さったかもわからないくらい、全然痛くありませんでした。痛くなかったけれど、結構な量の液が吸い出されていて、「こんなに溜まっていたのか」という感じでした。

患部のむくみが少し取れてラクになった気がしたところで、この日の診察はおしまい。次回は約1ヶ月後、放射線治療が始まっていると思われる時期に、一度経過観察として外来受診することになりました。

診察室を出てから、事務の方に放射線科の予約を取っていただき、会計を済ませて帰りました。

ただ、この後、この日まではほとんど痛み止めと無縁だった患部が、浸出液を抜いた後ぐらいからシクシク痛むようになり、何度か薬を飲む羽目に…。液が溜まっているとむくんで張って痛いし、抜いてもらうとまた違った痛みが出る。まぁ、まだ術後二週間なので、痛むのも仕方ない、ということでしょうか。もうしばらくはなるべくおとなしくしていようと思いました。

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