さて、本日は声楽発表会の本番でした。
ホールは感染対策のため、ドアはどこも全開(ノブに触らないようにということだと思います)、座席は一席おきに「間隔を開けましょう」の張り紙がしてあります。入口では消毒は当然ですが、来客全員に氏名と連絡先を書いてもらいます。
こんな厳戒態勢の中でしたので、観客は本当に数えるほどしかいない、少々寂しい発表会になりました。
それでも、私の友人は2名も来てくれて、とてもありがたかったです。本当はもうひとり、毎回来てくれる友人がいるのですが、今回は体調不良で来られず、それがちょっと残念でしたが。
朝は練習室で軽く発声練習をして、その後ホールでリハーサルをしたのですが、舞台袖のドアも含めて、すべてのドアが全開しているせいなのか、反響が弱くて、知らず知らずのうちに力が入ってしまい、2曲目以降は五線より上の音がほぼ出ない、という大惨事に…。歌詞も飛んでしまって、もう先が思いやられる、という感じでした。
先生からは、上半身が固まってしまっているので、息を吐くたびにリラックス、リセットを忘れないようにと言われました。
それでも、お昼を食べて、メイクをしているうちに少し気持ちが落ち着いてきて、ドレスを着たらようやく本番の良い緊張感が出てきました。
私は3曲歌ったのですが、それぞれ曲の間が結構開いていたので、その間に歌詞を反芻したりして、なんとか歌い切ることができました。二重唱で歌詞が飛んでしまったのですが、テキトーに作詞して誤魔化しました…。
心配した高音は、流れで上がりきれなかったところはありますが、基本的には届いていたはず。
とにかく、出しきらないこと、力まないこと、上半身をリラックス、と、それを心がけて最後まで歌いました。
まだ録音は聴いていないので、きっと実際には傷だらけかと思うのですが、自分としては今の精一杯を出せたかなと思います。
という訳で、なんとか無事に発表会は終了しました。
こんな時期ですので、無事に開催できただけで感謝なのですが、久しぶりに門下の皆さんと会えたことも嬉しかったです。
最後に、ご指導くださった先生方、ピアノ伴奏のM先生、そして来てくださったMさんYさん、門下の皆さん、ホール関係者の皆さんに感謝です。
次回は、感染対策とか考えずに、もっとたくさんの方に参加・来場してもらえますように。
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