タグ : 車椅子

車椅子でお出かけ~アキレス腱断裂日記その15

ギプスは外れましたが、まだまだ歩き回るには不便な松葉杖が手放せません。

先日片松葉になって初めて、また仕事帰りに家まで歩いてみましたが、所要時間はあまり変わらず、右手&右足の疲れ方もあまり変わりませんでした。左手だけはラクになりましたが。(短距離を歩くのは、両松葉時代とは比べ物にならないくらいラクです。)

そんなわけで、同行者のいる外出は相変わらず車椅子のお世話になっています。

車椅子は、フラットな建物の中なら自走もある程度できるようになりましたが、道路はとても自走は無理ですね。

まず、フラットな地面はありませんし(たいてい傾いています)、整備された歩道であっても傾いたり段差があったり、点字ブロックに引っかかったり。

まっすぐ進むのは至難の業です。

本当に一人でお出かけてしている人を尊敬します。

そんな訳で介助者(基本は夫)ありのお出かけ限定の話です。

このところ、車椅子で遠出をする機会が何度かありましたので、そのあたりを。

JR(に限らずですが、電車の駅)の車椅子対応は、概して素晴らしいです。

乗る駅の改札で声をかければ、駅員さんが付き添って電車の入口に専用の板を渡してくれ、乗り換えを含めた行く先々で、そのドアの前に駅員さんが待っていて、また板を渡してくれ、その後のルートも誘導してくれます。

一度だけ、連絡の行違いだったのか駅員さんがいなかったことがあって、夫が自力で降ろしてくれたのですが、実はその時、別の場所で駅員さんが私たちを探し回ったらしく、ちょっとした騒ぎになってしまったようです。やっぱり、乗っているはずの人がいない、というのは大事件のようです。

そんな感じで電車の乗り降りや乗り換えは良いのですが、ひとつだけ、不満があります。(贅沢言える立場ではないのですが)。

主に我が家の最寄り駅のことです。

一番利用頻度が高いのですが、なぜかエレベーターそばの、中央車両の中央ドアから乗せてくれます。

大概混んでいる上に、優先席も車椅子スペースもありませんので、とにかくドアの延長線上にドーンと止まっているしかありません。

到着駅に連絡が行っていますので、別の場所に移動するわけにもいかないので、特に距離が長いときは本当に困ります。

他の乗客の方にも迷惑ですしね。

迷惑に思っていらっしゃる方も沢山いると思うのですが、どうにもできないのです。本当に申し訳ありません、という感じです。こういう時は本当に肩身が狭いです。

先日なんて、降車駅が某ターミナル駅でしたが、なんと駅長事務室の前に着いてしまい、降りるときに狭くて、柱にぶつかりそうになってしまいました。

他の駅から乗るときは、普通、端のドアからだったり、車椅子スペースのそばだったりしますので、優先席に座って車椅子をたたむとか、もう少しマシな乗り方ができるのです。

次回は少し勇気を出して、ドアについて意見してみようかと思います(笑)。

駅で驚いたのは横浜駅かな。

ベビーカー率の多さと、エレベーター利用者の多さに驚きました。おかげでエレベーターを何台見送ったことか…。

どんなに混んでいても、ベビーカーを畳むことなくそのまま電車に乗るのが当たり前になっているのを見ると、自分の子育て時代と比べて感慨深いものを覚えます。

そして、今までのお出かけで一番感動したのは帝国劇場。

一応事前に連絡しておくのですが、中は完全バリアフリーで、ホール内にも段差は一切なし。座席のある通路のすぐ脇まで車椅子で行くことができます。

おまけに、担当のスタッフの方がひとり付いてくれて、お手洗いの誘導・介助までしてくれます。混雑したロビーもなんのその。大きな声で人ごみを掻き分けながら進みます。

他にも何人か車椅子で来ている方がいて、それぞれにスタッフが付き添っていました。

いや、さすがに地方のホールとは違う(笑)。

この日に観たミュージカルも楽しくて、とても気分の良い観劇になりました。

車椅子のお出かけ、介助してくれる夫は大変ですが、自分が経験してみると、以前は見えなかったいろいろなことが見えます。

良い機会を与えられていると思いたいです。

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ホールで音楽鑑賞~アキレス腱断裂日記その12

地元のホールでの演奏会、オペラ公演に続けざまに行ってきました。

ひとつは先に出演するはずだったクラシックコンサート。こちらは小ホール。そして、某国立オペラ劇場の引越公演、大ホールです。

どちらも車椅子での入場です。

ホールには事前に連絡を入れてから出かけました。

どちらのホールにも一応車椅子のまま鑑賞できる「車椅子スペース」というのが最後列の並びに用意されています。

が、それだとあまりにも遠いですし、オペラに関しては先にチケットを買ってありましたので、特別に前のほうから入れてもらうことにしました。

このホールはホール内は階段状になっていますので、車椅子のまま前のほうに行くには、「秘密の入り口」を通らなくてはなりません。

この「秘密の入り口」は普段カギが掛かっていますので、トイレに行くのもなかなか大変です。

特に小ホールのほうは出入り自由の演奏会ですし、夫はこの日出演者でもあったので、係の方を呼びに行くのにとても苦労していました。

大ホールは、秘密の入り口の外に大きな段差(を解消するための超急坂スロープ)があり、そこからトイレもかなり遠いので、この日は休憩時間にホール内を松葉杖で突っ切ってトイレに行く、という荒業を強行しました。

それでも、車椅子でしか移動できない客が快適に過ごせるよう、いろいろ配慮してくれたホールのスタッフさんたちには感謝の気持ちでいっぱいです。

クラシックコンサートは夫をはじめ、友人たちの歌を客席でじっくり聴くことができましたし、オペラも最前列で楽しむことができました。

足を怪我した当初は、こうしたステージを楽しむこともムリかな?、と半分諦めかかったので、無事に鑑賞できただけでも幸せなことです。

車椅子の介助をしてくれた夫、杖や荷物を運んでくれた息子、手伝ってくださったすべての方に感謝です。

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車椅子を借りました~アキレス腱断裂日記その9

松葉杖で歩く際には、手伝ってもらうとしたらせいぜい荷物を持ってもらうくらいで、自分の力だけで進まないといけないので、長距離は難しいです。

結果、少し長い距離になるとタクシーを使うことになります。何しろ、我が家には車がありませんので。

これでは経済的に大変、と思っていたところ、mixiのアキレス腱断裂コミュニティの方が、社会福祉協会から車椅子を借りていますよ、と私の伝言板に書き込んでくださいました。

調べてみると、我が市でも、市役所で車椅子を無料貸し出ししていることがわかりました。問い合わせてみると、取りに行けば貸してくれるとのこと。

夫に相談すると、「車椅子があればオレが押してやるから、通院くらいはタクシー使わなくて済むようになるよ」とのこと。

そこで、ソフトバレーで同じチームだった人で、『何かあったら手伝うよ』と言ってくれていた人にお願いして、一緒に取りに行ってもらいました。

市役所には、車椅子は意外に重くて自分ひとりで運べるか心配だったから、と、さらにもう一人お手伝いに来てくれました。

市役所の駐車場では、私が松葉杖を持っているのが見えたから、と誘導員の方が一番庁舎寄りの車椅子スペースに停めさせてくれました。皆さん親切です。

庁舎内の移動も車椅子をお借りしました。

車椅子って、視線が低くて結構怖いのと、意外なくらいに段差に弱いことを初めて実感として知りました。

そして、無事自走用の新しい車椅子を借りられました。とりあえず1ヶ月ですが、連絡すれば3ヶ月まで無料で貸してくれるそうです。ありがたいことです。

そしてこの車椅子を二人が自宅まで運んでくれました。

ただ、我が家の玄関は狭くて、辛うじて入ったものの、人の出入りに支障を来たすレベルでかなりジャマです…。とは言え、夫は『長い期間じゃないんだし』と、そのまま玄関においておくそうです。しばらくはかなーり窮屈です。ごめんなさい。

でも、おかげで夫がいる時なら、徒歩圏内は車椅子を押してもらって移動できるようになりました。幸い夫は養護学校教諭の資格をもっていますので、車椅子を押すのはすこぶる上手です。バスや電車に乗ることもできるそうですし、タクシーonlyから少し脱出できたようです。本当に、感謝感謝です。

ただ、一人では玄関から道に出すことができませんし、少しの距離を試しに自走してみましたが、ちょっとした傾いた歩道や坂道もかなりつらいので、事実上一人での移動はムリ、ということがわかり、相変わらず出勤できません。

ギプスが外れて装具になれば、また状況が変わるかもしれませんが、まだ当分は自宅待機が続きそうです。

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